半年くらい前から美容院を変えて、割と自分好みの髪型にしてくれることが気に入っている
とか言ってもね、その美容院、前々から思っていたんだけど、ちょっと妙な感じがするなぁと思っていました。美容に関する話だとかを雑談に織り交ぜながら、一体ここのスタッフさんたちは何が目的なのだろうと、考えれば考えるほど、ちょっと不可解だったのですよ。
ジュンさん、家でドライヤー使いませんか?
早乙女珈琲店のジュン先生こと私は、短髪である。
ボウズとまではいかないのだが、そこそこ髪は短いのだ。ドライヤーは使わない。というか自分が今送っている一人暮らしでは不要だと考えている。
しかし、4月にその美容院を利用した時に、ドライヤーについての話を聞かされたのだ。
その時に出てきたドライヤーが、本記事のアイキャッチ画像にも使わせてもらった、「バイオプログラミング」と呼ばれる技術が使われたとされているドライヤーなのである。
もう一度、その画像をここで表示させようと思う。
まずね、これでも私、IT業界にちょっと片足を突っ込んだ身。
ちなみに好きなゲームはバイオハザード。
その自分が「バイオ」と「プログラミング」の2つの単語がくっついていたら、爆笑すると思わん?
バイオってあれでしょ?生命とか生物とかいう意味でしょ?、プログラミングって、人間が思い描いたフローチャートを実行させるアレでしょ?
このドライヤーさんは、人間の髪に対して何しようとしてくれてんの??
更に突っ込ませてもらうと、「特殊セラミックス」って何?セラミックスってのは陶磁器みたいな、何かを焼き固めたものでしょ?何がどう特殊なの??
説明の中に「分子や遺伝子を直接活性化」とか正直ドライヤーにやらせて良いものかどうかも分からないことで髪を潤わせたり、肌のキメとかいうものを整わせていることに、私は恐怖しか感じない。
ドライヤーを売りたい気持ちに気づいた
ではなぜ、美容師さんはこのドライヤーを熱烈に勧めてくるのか。
答えはシンプルだ。簡単だ。売りたいのだ。
そのドライヤーを売ることで、店の利益になるわけだ。当たり前の話だけど。
ひょっとしたら、そのドライヤーがその美容師さんから売れることによってノルマを達成することができて、給料アップに繋がるのかもしれない。1台売れたら給料○○円アップとか、容易に想像できそうだ。
つまりはね、ドライヤーを勧める→商品の説明をするという一連の動作の中に、「このドライヤーをアピールしたい、買ってもらいたい」という気持ちがばんばんに伝わってきて、それがこちらから見て不安に思うレベルに達しているのだ。
それ故に、私自身が「この人は何故こんなにも私の髪の心配をしてくれて、このドライヤーを勧めてくるのだろうか」という疑問を持って、悟ってしまうことになる。
これってブログアフィリエイトと一緒なんじゃ?
結局ね、この美容院で美容師さんがしている商品にまつわる話を聞いているとね、何かブログのセール記事を読んでいる時と同じ気持ちになったんですよ。
特に、そう。例えるなら、可愛い化け物をGOGO的なノリで集めるのにオススメなモバイルバッテリーはこれですよ!みたいな。いかにもな記事が大量に量産されていることと一緒。
あれこれ理由をつけて、自分が儲かりたいっていうことが前提にあって、それが存在意義であって、PRになっている。
それを如何に隠して、紹介する側もされる側もハッピーな情報提供として成り立っているのかが、成功する記事かどうかを分けると思う。
ブロガーさんは何故、そんなにモバイルバッテリーの紹介記事書いてんの?
cheeroだかankerだかのバッテリーの新型が出たりセールが行われたりするとアップされる記事。あの通りに全て買っていたら、一体モバイルバッテリーをいくつ所有することになるわけ?
この問いに対する答えも、さっきのドライヤーと一緒。
その商品を売りたいのだ。
それが仕事となっていて、自身の売り上げに繋がるのだよ。
おわりに
必要なものならそれはお金を出して買えばいい。
それが自分にとって不要なものだったら、如何に勧められようとも、買わなければ良い話だ。
重要なのはそのことに気づくかどうか。
そして、自分にとって本当に必要かどうかを見極める力を養うことが必要だ。
ちなみに私は、その美容院でシャンプーは買ったぞ。あれはいいものだ。