こんにちは。HHKBエバンジェリストの魚住惇です。
今回は、PFU社よりHHKB Studio キートップセット(墨)英語配列無刻印をお借りすることができたのでレビューします。
キートップ選びって難しい
HHKB Studioが自作キーボードなどで広く使われているMX軸を採用したことで、売られているキーキャップの多くがHHKBで使えるようになりました。(一般名称はキーキャップですが、PFU社はキートップと呼んでいます。)
僕もHHKB StudioでせっかくMX軸を採用したのだから、ゴテゴテにカスタマイズしてやるんだと意気込んでいた1人でした。
![他社製無刻印キーキャップをつけてみた](/posts/attachments/546EACB4-C281-40C9-BB5F-A2B8711CF40A_1_105_c.webp)
こんな感じの、アルファベットや数字の刻印がないものに交換すれば、無刻印っぽく使えるよなと思っていました。
![ポインティングスティック周辺の部分を自分で削った](/posts/attachments/88405128-09ED-4FC7-BE99-5BA07BEF5905_1_105_c.webp)
HHKB Studioのポインティングスティック周辺のキーは、カッターノコギリで当たる部分を切り落とした後、ヤスリがけしました。
ところがスペースキーの大きさが合わなかったり、このキーキャップが安物だったからかで打鍵音が安っぽくなってしまい、とてもじゃないけど使ってられないなと思うになりました。
キースイッチやキーキャップを変えれば変えるほど、HHKB Studioの素の状態での品質が驚くほど高いことを実感させられました。
下手にいじるとHHKBじゃなくなってしまうんですよ。それじゃ他社が出しているHHKB配列のキーボードと何ら変わりません。
HHKB StudioをHHKBと思える範囲でカスタマイズするって、意外と難しいものです。でも僕は「HHKBと言えば無刻印」と思っているので、どうしても無刻印にしたい。
そうフィードバックをPFU社に送りまくっていて、やっと、やっと公式から無刻印キートップセットが発売されたというわけです。
キートップの交換はあっという間に終わる
![HHKB Studio用無刻印キートップセットを開封した](/posts/attachments/F61AFEB1-7D39-4DE7-9AE0-57215A83DC5A_1_105_c.webp)
これが今回お借りしたキートップセットです。付属の工具を使って刻印ありのキートップを引き抜いて、無刻印のキートップをはめていきます。
![交換している様子](/posts/attachments/564614F1-1415-41CB-AFEA-A0701F214842_1_105_c.webp)
あぁ、無刻印のキートップをはめていくと、「これでHHKB Studioも、ついに刻印がなくなるのかぁ」という思いが広がっていきます。
![子どもと一緒にキートップ交換作業](/posts/attachments/53448DE1-46B3-4A79-8305-4329015658AC_1_105_c.webp)
そうしているうちに、パズルが大好きな4歳の息子が手伝いたいと申し出て来ました。見てたらやりたくなったんですね。
無刻印のHHKBは美しい
![無刻印キートップに交換し終わった様子](/posts/attachments/74811D8E-5788-4141-B9E7-45DF4757C77A_1_105_c.webp)
ほい、無刻印墨のHHKB Studio英語配列の完成です。美しい。
正直な話、手元を見ずにタイピングしているので刻印があろうとなかろうと、関係ないと言えば関係ないです。
でもこの見た目。何も書いてない。これが重要なんですよ。ふと手元を見た時も、余計な情報が入っていない。これが最高なんです。
僕が初めてHHKB Professional2を購入したとき、思い切って無刻印モデルを選びました。大学3年生の頃の話です。憧れであり、夢だったんですよ。無刻印のキーボードを使いこなすのが。
それが今でもこうして、最新のHHKBを無刻印で使うことができる。見るたびにうっとりできて、幸せです。
欲を言えば、僕が好きな色は白でして。白か雪の無刻印キートップの登場を、心待ちにしています。墨もカッコ良いんですけどね。ポッチも赤にしてるのでThinkPadみたいです。
でも、白や雪のモデルも、キートップで良いから出して欲しいなぁ。お待ちしてます。