標準アクセスリストの概要について、俺なりの言葉でまとめてみました。
細かいことは書いてませんが、要点だけ書きとめておきました。
CiscoSystemsが誇る高性能ルータは、すごくお利口さんです。
言われた通りに働いてくれます。
まるで警察官みたいですね。
そんなある日、トポロジ内に悪いパケットが流れてきました!
さぁどうしましょう!?
もちろん、警察官の出番です。
あなたはルータの管理者ですから、
すぐに悪いパケットを指名手配して、
悪いパケットを見つけた場合、すぐに破棄するように警察官に命じましょう!
これがアクセスリストの役割です。
まずは、指名手配者リストを作りましょう。
Router(config)#access-list 番号 permit(許可) 条件 Router(config)#access-list 番号 deny(拒否) 条件
おや、許可する場合と、拒否する場合と、分かれていますね。
警察官は、すごくまじめないい人なんです。
しかし、そのまじめすぎる性格故に、ちょっと問題点があるんです。
それは、次の3つです。
1.アクセスリストを、上から順番にしか読まない 2.許可の条件が無い場合、全部破棄する 3.リストを編集できない。(追記のみ)
警察官は、とてもまじめです。全て順番通りに、完璧に仕事をしないと 気が済まない人です。
なので、任務は一番上から順番に遂行します。
そして、指名手配者だけのリスト。つまり、許可する人がリストに含まれてないと、 「なんだ!世の中の人は全員悪人だ!全員私が責任を持って破棄する!」 という流れになってしまいます。
それから、この警察官は、途中で優先順位の高い仕事を与えても、優先順位を変えてくれません。 なので、後から「実はこの人は良い人だから、破棄しないで!」って言っても、 もう後の祭りです。 そんなことが起こらないように、慎重にリストを作りましょう。 もし途中で破棄しない人を追加したいと思ったら、リストを全部消して、 もう一度最初から設定してください。
みなさん、大体わかりましたか?
これがアクセスリストの機能です。
設定方法の具体的なコマンドや、警察官の配置はまた今度にします。