映画「コードギアス復活のルルーシュ」を見たので感想を書きます。ネタバレを含めているのでご注意ください。
この映画のあらすじ
光和2年。
世界は再編成された超合集国を中心にまとまり、平和な日々を謳歌していた。
しかし、平和は突如として終わりを告げる。仮面の男・ゼロとして、ナナリーの難民キャンプ慰問に同行したスザクが謎のナイトメアフレームに敗れ、
2人は連れ去られてしまった。シュナイゼルの密命を受け、戦士の国・ジルクスタン王国に潜入したカレン、ロイド、咲世子はそこで、謎のギアスユーザーに襲われる。
そして、その場には襲撃者に“元嚮主様”と呼ばれる、C.C.が居た。
かつて神聖ブリタニア帝国の大軍すらも打ち破った無敵の王国を舞台に、人々が描く願いは、希望か絶望か。
果たして、ギアスのことを知るジルクスタン王宮の面々と、C.C.の思惑とは——。
どことなくガンダム00の映画の始まり方に似ていた。テレビ放送版で世界を平和にして、映画で突発的にテロに巻き込まれる。
ルルーシュは生きていた。
ルルーシュ・・・生きてた!!!あぁ、もうそれだけで泣ける。魂がCの世界にあり、登場時には抜け殻の身体だけだったが、劇中で復活。もうその復活っぷりは、R2の第1話みたいな感じだった。
復活したらすぐに作戦実行。あの敵を誘導しまくって、王手!みたいな感じにのこのこやってきたところでサクラダイトぶっぱという「あぁ、いつものルルーシュだ」みたいに見た者を安心させる作戦だった。
ただ、最終作戦ではそれが相手のギアス(死んだら9時間前まで時を遡り、やり直すことができる能力)によって、死ねば死ぬほどルルーシュの作戦が読まれていくという、どこかで見たことがある死に戻り作戦に敗れそうになった。これに対してルルーシュは、作戦の先読み具合から敵のギアスの能力を特定することに成功。ギアスで「眠れ」と命令して遡れないほと時間を経過させることで無力化した。
ランスロット・アルビオンも紅蓮聖天八極式も健在
劇中は強化装備、シードのミーティアみたいな?やつを装備しつつ応戦。スピード性能が劣ることこら苦戦したが、最終的には装甲をパージして身軽になり、強敵はあえなく撃沈した。
C.C.と共に「L.L.」として生きる決意をしたルルーシュ
全ての闘いが終わり、無事にナナリーを助け出した後、ナナリーはルルーシュと一緒に暮らしたいことを伝え、ルルーシュはその言葉対して感謝を告げた。しかし、それを横目に出発しようとしたC.C.のところへルルーシュが合流し、ツンデレC.C.とひねくれルルーシュの微笑ましい言い合いが始まる。
その言い合いの中で、ルルーシュは「ルルーシュ・ランペルージュ」として生きるのではなく、「L.L.(えるつー)」という名前で生きる決意をする。その言葉を聞いたC.C.は、自分と運命を共にしてくれることを選んだルルーシュに対して涙を流しながら笑みを送った。
エンディング後は、新たな契約者にギアスの力を与える場面で、C.C.がかつてルルーシュにギアスを与えた時に言った台詞を、L.L.が話す場面がありEnd。
感想
ルルーシュが生きてくれていただけで、ルルーシュ生存派の僕としては涙が止まらない作品だった。死亡説を否定したいわけじゃないけど、自ら世界の嫌われ役を買って出て、世界の安定の為に命を差し出す行動までしたんだから、どこかでひっそりと生きて欲しかった。
そして、コーネリアの部隊にゼロの姿で合流したルルーシュは、自分の指揮下に入り作戦に参加して欲しいという意思を伝えるために、仮面を取り、面と向かって頼んだ。ルルーシュ、人として成長したわ。カリスマとしてリーダーをやる一方で、謙虚な心で仲間と向き合う。これぞ出来るリーダーだ。中二病からちょっと性格が丸くなった感じがして、キャラが成長した瞬間に立ち会えておじさんは感激してしまった。その調子でシャーリーを嫁にもらってやってくれ。
ちなみにこの映画は、コードギアスのテレビ放送版を映画に再編成した作品の続編として作られたもの。内容はほぼ同じだが、ちゃんと続きとして見たい方は、「コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道」から見直すことをおすすめする。