じゅん
じゅん

カルディ半額セールで買ってきてもらった豆、淹れる時に全然膨らまなくて不味いよ

嫁

ええ!?でもカルディの豆でしょ?

じゅん

じゅん

うん。カルディの豆が不味い。

嫁

でもあそこで買ってる人は美味しい美味しいって飲んでるはずでしょ?

みなさん、コーヒーはお好きですか?僕は毎日飲むほど大好きです。コーヒーが好きすぎて、最近ではカルディの豆があまり美味しくないことにも気づいてしまいました。

今回は、スタバよりもカルディよりも美味しいコーヒーを、自宅で手軽に淹れる方法を紹介します。

こんな方におすすめです

  • 苦くないコーヒーが飲みたい
  • 美味しいコーヒーが飲みたい
  • スタバのドリップコーヒーが独特の渋味で不味いと感じる
  • カルディで豆を買うより安く飲みたい

自宅で美味しくコーヒーを淹れる手順

手順はざっとこんな感じです

  1. コーヒーの生豆を買う
  2. 生豆を200グラム測って洗う
  3. 焙煎する(フライパンで焼く)
  4. 冷ます
  5. 抽出する

最初の頃はちょっと大変ですが、慣れてしまえば週に1回20分焙煎作業をして、1週間美味しいコーヒーを楽しめます。是非この後の作業を参考にチャレンジしてみてください。

1.コーヒーの生豆を買う

実際に届いた生豆

実際に届いた生豆

これが、僕が愛飲しているコーヒーの生豆です。Amazonで購入することができる、「コロンビア スプレモ」という豆です。

コロンビアが産地の、スプレモという一番大きく育った豆のみを厳選したものです。他の豆を買ってみると、結構小さい豆が多くて、焙煎が困難でした。初心者の方は、まずはこのコロンビアスプレモで試してみることをおすすめします。

ちなみにこれ、1000g、つまり1㎏で売られています。1300円切るくらいの価格です。僕の場合は1日2杯〜3杯、1週間で200グラムを消費するので、1ヶ月で使い切る量です。コーヒー豆代が1ヶ月1300円ですよ。

ざっくり計算すると、マイルドカルディの半額です。

2.生豆を200グラム測って洗う

豆をボウルにあけて、水にひたした

ボウルに生豆を200グラム測って、水を入れました。焙煎をする前に、豆を洗います。米をとぐのと同じ要領です。水を何度か変えると、よりキレイになります。

水の中にチャフが浮かんでいる

チャフ(表面の豆の皮)が水に浮いているのが見えます

これ何をやっているかというと、チャフを取り除いているんです。チャフとは、コーヒーの生豆の表面に付いている薄い皮のこと。そのまま焙煎するとコンロ周りに飛び散ってしまい、あとの掃除が大変なので、このタイミングで洗い落としておくのがベストです。

3.焙煎する

フライパンに豆を入れた

さぁ、いよいよ自家焙煎ですよ。特別な機具は一切不要です。必要なのはフライパンと菜箸だけです。先ほど洗った生豆を、フライパンに移します。

豆を箸でかき混ぜている

まんべんなく焼く

中火のまま17分30秒間、菜箸でかき混ぜます。人によってはこれよりも深煎りが良いという方もいらっしゃいますが、まずは17分30秒で試してください。

7分経過した状態

7分経過

7分ほど経過すると、洗ったときの水分も飛んで、色が付いてきます。まだまだ焼いていきます。

17分半経った

17分30秒経った

これくらいの時間が経つと、やや中煎りくらいの焼き色が付きます。フライパンでの焙煎なので豆によって色ムラがありますが、大体焼けています。15分頃からコーヒー豆の中にある炭酸ガスが出てきてパチパチ鳴ります。この音が豆が新鮮な証拠です。

僕の感覚だと、これよりも浅く焙煎すると、生焼けというか、酸っぱいだけの味になります。逆にこれよりも深く焙煎すると、焦げた味になってしまいました。味覚には好みがありますので、今回の焙煎時間に不満があったら、時間を短くしたり長くしたりして、あなたの好みの味を探してみてください。この探す作業が手間といえば手間ですが、自分を見つめ直すようで、楽しいですよ。

4.冷ます

新聞紙の上に豆をあけた

焙煎が終わったら、新聞紙などを敷いた上に豆をあけて、しばらくそのままにして冷まします。10分くらいで冷めると思います。

タッパに豆を入れた

冷めたなと思ったら、タッパなどの容器に移します。僕が使っているのはエンバランスのタッパです。色んなタッパを試してきましたが、このエンバランスってやつが、鮮度を保つ能力が驚異的なんですよ。焙煎した豆の鮮度を保つための必需品です。

5.抽出する

さぁいよいよ、コーヒーを豆から抽出していきます。

抽出に必要な道具

僕がコーヒーをドリップ(抽出)するのに毎日使っている道具はこちらです。あまり道具にはまだ拘っていなくて、安いものを集めました。どれも絶対に必要です。特にコーヒーポットは必需品です。お湯を注ぐ時にケトルから直接注いでしまうと、苦味とエグ味が出てしまいます。

コーヒー豆を砕くための道具を「コーヒーミル」と呼びますが、とりあえず手動が良いです。電動を購入するとなると種類が多く、性能も違ってくるので、まずは手動のミルが良いと思います。

それと、下記リンクにはありませんが、ペーパーフィルターが必要です。Amazonなどで売られているペーパーフィルターはお湯の抜けが悪く、エグ味が出る原因となります。安くて性能が良くておすすめは、カルディで売られているペーパーフィルターです。

抽出開始

それでは道具を揃えたところで、抽出作業をしていきます。

ケトルでお湯を沸かす

最初に、お湯を沸かします。地味に時間がかかるので最初にやっておきます。

お湯を沸かしている間に、コーヒーミルを使って豆を砕きます。

2020年5月にコーヒーミルを新調しました

以下の記事で紹介しているミルは、現在使っていません。

新しいミルと、あるものを使ってドリップを工夫するようになりました。

美味しいコーヒーを飲んでみたい方は、別記事もご参照ください。

コーヒーミルと計量カップ

ミルなどを購入すると付いてくるコーヒー用の計量カップで豆を入れていきます。美味しく抽出する為には、最低2杯分入れる必要があるので、このカップで2杯分の豆を入れて、ハンドルを回します。

コーヒー豆を挽いた後の粉

豆を挽き終わるとこんな感じになります。手動のミルでも粉の大きさにばらつきが出てきますが、まぁ良しとします。

ペーパーフィルターとドリッパーとコーヒーサーバーをセットした

豆が挽き終わったら、コーヒーサーバーの上にドリッパーを置き、ペーパーフィルターをセットします。何度も言いますが、おすすめのコーヒーフィルターはカルディ製です。

挽いた豆を入れた

このフィルターのところに、先ほど挽いた豆を入れます。ただ入れたままだと、お湯を注いだ時の膨らみ方が変になるので、とんとんっと横から叩いて平らにならします。

粉を平らに整えた

こんな感じです。

コーヒーポットの全長の写真

そうこうしている間に、お湯が沸いていると思うので、このコーヒーポットにお湯を注ぎます。

コーヒーポットにお湯を注いだ

溢れないくらいまで注いでおくと丁度良いです。

それではいよいよ、お湯を注いでいきます。上手に注ぐことができたら、本当に美味しいコーヒーが飲めますよ。

コーヒーポットでお湯をゆっくり注いだ後

お湯をゆっくり注ぐと、粉が水分を含んでふわ〜っと膨らんできます。この膨らんでいくのが豆が新鮮な証拠です。炭酸ガスを豊富に含んだ新鮮な粉にお湯が注がれていくと、このように膨らみます。

コーヒーの粉を蒸らしている

この膨らみが崩れない程度にお湯を注いだら、20秒ほど待ちます。これを「蒸らし」と言います。粉の中の炭酸ガスを取り除く作業です。

蒸らし終わったら再びお湯を注ぐ

蒸らし終わったら、再び膨らんだ形が崩れない程度にお湯を注ぎます。すると、ドリッパーの下からコーヒーの液体が抽出されて、じょろじょろ〜を音を立てながらコーヒーサーバーに溜まります。この音が出ている感じが良い証拠です。音が勢い良すぎても、音がしなくいらいゆっくりでも良い味にはなりません。

それと重要なのは、膨らみのお湯をかけている部分の泡です。この泡が立っている状態だと、豆が新鮮で、美味しいコーヒーだという目安になります。古い豆だと水たまりみたいになるので、鮮度の差がここでハッキリします。

コーヒーサーバーの2杯目のところまで注いだ

そうこうしているうちに、2杯の目安まで抽出できました。ここまで注いだら、ドリッパーを取って流しに移します。ドリッパーからコーヒーがじょろじょろ出ている途中に抽出を終えるのがベストです。ドリッパーに注いだお湯の最後までサーバーに落としてしまうと、苦い部分も一緒に出てきてしまいます。まだじょろじょろ言ってるのになーと思うタイミングでドリップを終えると美味しいコーヒーが出来上がります。

コーヒーカップにコーヒーを移す

ドリップが終わったら、お気に入りのカップにコーヒーを注ぐだけです。この時、最高に良い匂いが部屋を包み込みます。自分で焙煎したコーヒーは、その辺の喫茶店でのコーヒーよりも確実に美味しく、病みつきになりますよ。

よめ

このコーヒーなら、苦いのが苦手な私でも美味しいと思ったよ!

美味しいコーヒーを求めて気づいたこと

よめ

じゅんさん、そもそもなんでここまでコーヒーに拘ろうと思ったの?カルディの豆とかじゃダメなの?

じゅん

気づいてしまったんだ。カルディの豆が、全然新鮮じゃないという事実に。マイルドカルディの豆を以前買ったんだけど、お湯を注いでも全然膨らまなかったんだ。

よめ

ひょっとしてカルディの店に入るときに飲んでるあのコーヒーって

じゅん

そう。あれはマイルドカルディの鮮度を保つ為に、店が古くなりそうな豆を使ってるんだよ。

今回の自家焙煎を通して分かったことは、新鮮な豆は美味しいということでした。カルディなどのコーヒー屋さんには、沢山の種類の豆が売られていますが、焙煎してから時間が経った高価な豆で淹れたコーヒーよりも、安くても焙煎直後に淹れたコーヒーの方が遥かに美味しいのです。

よめ

じゃあ、カルディの豆を美味しいって思いながら飲んでる人たちは・・・?

じゅん

言いにくい事だけど、たまたま新鮮な豆に当たったか、カルディ=美味しい!と信じている人か、本当に美味しいコーヒーを飲んだことがない人だと思うよ。ついでに言うと、スタバのコーヒーは、フレーバーを入れないと飲めない味だね。

今回の生豆を自家焙煎してコーヒーを楽しんだことを通して、道具さえ一通り揃えれば、誰もが自宅で本当に美味しいコーヒーを自宅で楽しむことが出来るってことがわかりました。ドリッパーやコーヒーサーバーなどは、コーヒーの粉を既に買って飲んでる人の家庭には既に揃っているので、日常的にコーヒーを楽しんでいる人は特に新しい道具を揃える必要はありません。

これを読んで下さった方は、是非フライパンで簡単に出来る自家焙煎を試してみてください

じゅん

カルディで古い豆を買うより、生豆の方が半額で購入出来るし、本当に美味しい。これからは自家焙煎を頑張るね!

よめ

がんばってね!(この人は一体何を目指しているのかしら)