S006のレビューにはならないんだけど、
Snapdragon,WIFI,Desireのテザリングの生活を始めた上で、
ちょっと考察も踏まえながらだらだら書きたくなった。
また、先に結論だけ書いておきます。
DesireにKBC-L2BSを接続すると、テザリングで1日使ってもバッテリー的に余裕。
S006を使っている内に、携帯用サイトの利用頻度が高くなった。
以上を踏まえた上で、長々と書いてみようと思う。
先日、W53SからS006に機種変更してから、自分の生活スタイルがガラリと変わってしまった。
Snapdragonの性能が高いのか、W53Sがもっさりすぎるのか、どちらかと言えば後者が強いが、
W21Sへの再機種変更を考えていた中、S006の発売は自分の中で大きかった。
本当は、S004を狙っていたが、WIFIに対応する為には、MicroSDのWIFIカードが別途必要だった。
(既存のMicroSDカードとWIFIの併用が出来ない。つまり、カメラで撮った高画質な画像をMicroSDカードに保存し、すぐにWIFIでアップロードできない。)
中古で14800円まで値下がりしたS004はスルー対象だった。
T004も同様で、これまでSnapdragonを搭載したフィーチャーフォンは、WIFI非対応だった。
そこで今回発売されたのがS006だった。
サイバーショットケータイS003の後継機で、1600万画素CMOSカメラを内蔵した端末だった。
だが自分としては、一番の魅力はSnapdragonとWIFIを併用している点だった。
DesireをRootedにしてテザリング環境を整えていたので、これでどこでもEZWEBが使えるわけだ。
デジカメも買おうとしていたが、S006を買ったからといって、デジカメを買わないわけではない。
レンズも飛びでないカメラでの1600万画素となると、きっと解像度で計算されているだけだと思ったからだ。
極端な話、ケータイのカメラは200万画素の一眼レフデジカメにも画質的には勝てないかもしれない。
とにかく、自分が求めていたのはサクサク動作するケータイ。しかもWIFI付き。
機種変更した後、ネックだったのがDesireのバッテリーだった。
サードパーティ製のバッテリーを2つ買い、純正バッテリーは何かあった時の予備として所持しているが、
RootedなDesireはバッテリーの減りが凄まじい。Twitterクライアント等、逐一同期が必要なアプリを常駐させるだけで、
バッテリー残量がもりもり減っていく。
WIFI接続したり、テザリング機能を有効にすると2時間持つかどうか・・・・。
だが、その中で、救世主が現れた。
eneloop mobile booster KBC-L2BSだ。
1A出力のUSBポートを備え、5000mAhのバッテリーを内蔵している外部バッテリーだ。
1A出力でないと、Desireでは「AC充電」ではなく「USB充電」として認識してしまう。
(USB端子の出力が通常500mA)
例え、シガーソケットのUSB電源を車載したとしても、1A出力に対応していないと「充電」にはならないわけだ。
Amazonでも定評があるKBC-L2BSはこの記事を書いている2月14日時点ではAmazonでは品切れ、他のショップが販売していた。
定価は5980円。Amazonでは4980円で売られていたのだが、肝心な商品を入荷していない。
スマートフォンの売れ行きが順調であることが関係しているのだろう。
自分はとにかく待てなかったので、近所のK’sデンキで購入した。
この外部バッテリーの性能は、本当に凄かった。
Desireでテザリングを有効にして、KBC-L2BSを接続したが、朝8時半から夜23時半まで使用しても、
残り残量を示す点滅が見られなかった。
1日中使えるモバイルWIFI環境を手に入れた瞬間だった。
更に驚いたのは、S006のバッテリー時速時間だ。
2chのスレッドを見ていると、バッテリーについて悪く書いてあることもあったが、
なんとWIFIをONにし、Desireに接続したまま、バッテリーアイコンでは3つを保持していたのだ。
恐るべしS006。機種変更して端末を受け取った日も、手続きが終わった夕方から帰宅時(22時半)まで動いていた。
これもSnapdragonの省電力性能が効いているんだろう。
ちなみに、家ではDesireではなく、家に設置したアクセスポイントに接続しているんだが、
ここで生活スタイルに変化が起こった。
Desireを、あまり使わなくなってしまったのである。
もちろんテザリング機としてはまだまだ使うし、Android用のサマーウォーズの花札もまだまだ遊んでいる。
が、ちょっとネットを見たり、SNSをチェックすることを、
なんとS006で行うようになってしまった。
スマートフォンが世に出てきて、便利だ便利だと言われているけれども、
それはそれで良いが、
要は、スマートフォンで何するの?という話。
パソコンのメールチェック?
ウェブブラウジング?
乗り換え検索?
天気予報?
2chチェック?
Twitter?
残念ながら、どれもフィーチャーフォンで出来てしまう。
ただ、タッチパネルの操作性でブラウジングしたり、Twitterを利用すること自体は快適そのものだ。
やっぱりこれからはスマートフォンの時代が到来するかもしれないと思えてくる。
しかし、普通の日常生活において、スマートフォンはあまり必要ないと思えてきた。
自分にとって一番ネックだったのは、パケット通信の料金だ。
どうせ金取られるなら安定した回線の、パソコンでも使える定額制を利用したかったので、
Desireを使ってはいるが、
一般人はどうだろうか。
携帯電話の利用が主だったら、普通にパケット定額制に加入するのではなかろうか。
というか、今の学生の中で、パケット定額制に加入していない人の方が少ないのではないかとも思われる。
今の若者は、スマートフォンでPCサイトを見るよりも、余分な情報が削られた携帯用サイトの方が、
シンプルで利用しやすいのかもしれない。
また、携帯用サイトの多くは、PCから見られない。
しかも、ブラウザのUAを見て判定しているのではなく、ゲートウェイから判定しているサイトもある為、
本当に携帯電話からしか接続できない携帯用サイトが非常に多い。
となると、PCサイトしか見られないスマートフォンよりも、
フィーチャーフォンからウェブに接続した方が、手軽ではなかろうか。
多くのPCサイトが携帯用サイトを用意しているこの時代では、
フィーチャーフォンに慣れてしまった生活から抜け出すことは困難だ。
かつては、スマートフォンが今後も発展するだろうと考えていたが、
WIFI機能を使って、パケット代を気にせずにWEBを利用することで、
改めてフィーチャーフォンの完成度と便利さに気がつくことができた。
どれくらい便利かというと、さっきも書いたが、Desireをあまり使わなくなるほどだ。
W53Sを電話としてではなく、ケータイとしてはあまり使っていなかったので、
WEB の便利さに気づくことが遅くなってしまった。
しかし、ケータイ用のWEBは、使えば使うほど面白いと思う。
利用していて全然終わりが見えてこない。
多くの若者が利用し、手放せなくなるのもわかる気がする。
そして、まさかこの自分も、ケータイの魅力に取り憑かれるなんて思ってもみなかった。
まとめ
今回、わかったことがいくつかあった。
ケータイは楽しい
スマートフォンでしか出来ないことは、実は多くない
やぱりSnapdragonは凄かった
だらだらと書いてみたが、こんなに長くなるとは思わなんだ・・・。