知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術の表紙

こんにちは、ジュン@jun3010meです。

先日、名古屋ライフハック研究会Vol.28に参加してきました。

その際に、ゲストとして来ていただいたLifehacking.jpの堀正岳さんの新刊
『知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術』
をゲットするじゃんけん大会が行われ、
僕はゲット出来なかったんですが、
僕の大切な方がゲットし、尚且つサインまでいただいていたので、
1日だけお借りしました。
(`・ω・´)

1日で読んだよ!
ヽ(=´▽`=)ノ

今回は、本書の影響をめっちゃ受けた僕が、最近どうやってインプットし、アウトプットしているのかを、
ここに書きたいと思います。

知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術

この本は、現代社会に溢れる情報の中で、
如何に自分に必要な情報をインプットし、
自分の思考をアウトプットするかということに焦点を当てた
インターネット時代を生きる人の為の本です。

「インターネットで調べる」の感覚はそろそろ見直そう

インターネットは双方向なので、今では小学生であってもブログを書き、自分の考えや主張などを発信することができるようになりましたね。

多くの人の目に触れるかどうかは別として、

誰もが自由に、ネット上で発言ができます。

そして、個人のサイト構築レベルも上がっていたり、
個人でも公式サイトっぽいしっかりとした作りのサイトを
簡単に作れるようになったので、

見る側の人間のスキルが求められているんです。

要するに、僕自身を含めて、書き手が増えたんですよね。

この段階まできてしまうと、以前まで使っていた
「インターネットで調べる」みたいな言葉が、
そのままの言葉では使えなくなってきている。

僕はそう感じています。

インターネットは調べる手段の一つとして捉えられていて、
その手段で調べ物をするっていうのは、
確かに表現としては間違っていないんですが、

インターネットを用いて、自分が分からない事を調べる。
という行為は、自分が疑問に思っていることや知りたいことを、
知る為の行為です。

少し前までは、インターネットで調べ物をして、
自分の調べたいものを知る為に、
あまり時間がかからなかったかもしれません。

しかし、ここ最近は、書き手が増えすぎたこともあって、
自分が知りたい情報に辿り着くまでに時間がかかるようになりました。

様々な要因が考えられます。

似たような情報を載せているサイトが多いこと。
アフィエイト目的などで、ただ書き手が知っているだけの
情報を長い文章で長々と載せているサイトがよくあること。
そもそも知りたい情報がサイトに載っていないこと。
割と関係ない事に目が行ってしまうこと。

特に最後に書いた部分の、関係ない情報に目が行ってしまうことっていうのは、誰もが経験したことがあると思います。

ネット上には気になることが多いんですね。
その中で、僕らは自分の知りたいことを知る為に、
ネットサーフィンするわけですね。

ここまで来ると、ネットは調べ物をする為に使う
という利用方法が、変わってきてると言えるのでは
ないでしょうか。

どうやって情報を自分にインプットするのか

堀さんの本では、様々な方面から情報を取り入れることを、
「インプット」と表現していました。

これはブログを書く人や、ライフハックを志す人にとって、
割と普通に使われている言葉です。

ラジオ、テレビ、雑誌、ネット、人からなど、
人間は多くの方面から情報を取り入れます。

特にテレビが普及してからというもの、
テレビ番組は24時間情報を流し続けています。

自分達が寝ている時だって、お風呂に入っている時だって、
情報を発信し続けています。
しかも同じことをずっと繰り返していたり、
絶えず変わったりしています。

ここでポイントになるのは、各情報源の特徴だと
僕は思っています。

新聞は新聞社の記者が書いた文章を読むことができ、
テレビのニュース番組ではそれらに赤線が引かれた部分によって番組が構成され、独自取材を時折入れる。
ネットではそれらの情報を元にまとめられるか、
個人の独自調査や意見が織り交ぜられる。

雑誌は雑誌で、独自取材メインかな。

どれも信じられない!なーんて言ったりするとキリがないので、
どこかの情報を信じ、自分に取り込む必要があるんですよね。

一番の違いは、
・ネットは調べたいこと、自分の見たいものしか出てこない
・テレビは色んな情報を流しているが、割とどうでも良い情報が多い

という点だと考えています。
それと、注意しなければらないのは、
1つのメディアだけを信じるのはあまり良くない

ということだと僕は思います。

特に視聴率やアクセス数など、お金に直結する結果のみを
追い求めている一部では、事実が湾曲することがありますからね。

インプット時の感情が大事

堀さんの本にも書いてあったんですが、

僕は以前から、悩みというか、考えていることがありました。

映画を見た後の感想で、「面白かった」っていう台詞があるじゃないですか。
一番よくある感想だと思います。
そして、誰もが口にしやすい。

しかし、全部を全部、ただ面白かっただけで済ますのって、
どうなんでしょうね。

その一言だけだと、何も考えていないような、
ただ映画を見ることができただけ。
というような印象が生まれるのではないでしょうか。

例えば、テルマエロマエのように、コメディ要素を含む話題映画を
見た時は、僕だって「面白かった」という感想を口にすることはあります。

が、深く考えさせられる映画や、
最近特に流行している男女どちらかが亡くなるような
お涙頂戴な恋愛映画を見て、
「面白かった」はないでしょう。と、
僕は思うんです。

僕はそんな時、「面白かった」ではなく、
自分にとって良かったなら「良かった」という言葉を使います。

笑えるような問題でもなく、
かといって見て損をしたわけではない。

そんな時は、「この映画に出会えて良かった。」
「見られて良かった」という言葉を使っています。

ニュースもそれと同じです。
テレビで流れてくるニュースや事件、
結構な人が「テレビの向こうでは大変だなぁ」
くらいにしか思っていないのかもしれません。

自分には関係ないことが大きな要員で、
それについての思考が停止している状態。

自分でこんな文章を書いておいてあれですけど、
僕もよくそういう感じになることがあります。

事件や事故の向こうでは、悲劇があり、
苦しんでいる人が大勢いることは事実。

ただ、どこか他人事になっていないと、
流れてくる膨大な情報に、受け手が対処できないんです。

じゃあ結局映画の面白かったという感想もそれでいいじゃん。
と思う方がいるかもしれませんが、
そうではありません。

溢れる情報の中で、
せめて自分で調べたもの、見たいと思った映画、
自分の意思で見たものだけでも、

自分がそれを見た時にどんな感情を抱いたのか、
自分はどう考えたのか。

それまでの自分と、それを見た後の自分を比較し、
何がどう変わったのかを明確にすること。

それができた瞬間こそが、
自分の心の成長を実感する時であると考えています。

それをしないなんて、非常に勿体ないです。

理解する喜び

何か情報を得た時、過去に経験したことと、
その情報が結びついて、

はっ!(;゜〇゜)

となることって、よくあることだと思います。

「なるほど!そういうことだったのか!」
と物事を理解すること。

僕はこの感覚を大切にしています。

何も関係ないこと同士が繋がって、
なんかこう、びびっ!と来るものがあるんです。

脳が快感でも感じているんですかね。
僕はこの瞬間がすんごい好きです。

堀さんのEvernoteの使い方はマジで良さげ

今回読んだ本の中には、堀正岳さんがどうやってEvernoteを使っているのか
という話が入っていました。

内容を読んで一番感じたのは、
「堀さん本人が試行錯誤した中で、一番やりやすい情報整理の方法なんだな!」
ということでした。

あれを読むと、自分もEvernoteを使ってみよう!
って思うんです。

ただ、本を読んだ人全員がまねする方法ではないとも思っています。

自分のやりやすい情報整理方法を、
これを読んでくださる方も、見つけることが出来ると良いですね。

ただ、ポイントだったのは、とにかく記録すること。ということでした。

Evernoteで使える検索機能で、
記録したものを拾い出す。

これはEvernoteに限らず、見習いたいものでした。

僕の現在のインプット→アウトプット方法

例えば、僕が本を読むときなんかは、
大抵の場合、ノートとペンを用意しています。

どのノートを使っているのかという話は、こちらの記事をご覧ください。
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AccessNoteBookが最高過ぎたので2冊目購入!使い切った感想も書いてみた | No:7127 | 早乙女珈琲店

僕は本を読みながら、考えたこと、感じたこと、
思ったことを、思った瞬間に、
ノートに書くようにしています。

ブログやサイトを見ているときも、
同様にノートにメモしています。

そして、その中で自分も何か発信したい!
という欲が出たら、こうして記事にしています。

さいごに

名古屋ライフハック研究会で、
堀正岳さんや酒井一太さんという素晴らしい方にお会いでき、
素晴らしいお話が聞けて、
新たな発見がありました。

名古屋ライフハック研究会の話はまた別記事として考えています。

それとは別に、特に今回、一足早く読ませていただいた、
マイナビ新書の『知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術』
からは多くの発見・共感を得ることが出来て、
とても有意義な読書でした。

インターネットを使う人、
SNSを使う人、LINEを使う人、
今という情報化社会を生きる人にとって、
必読書だと思います。
(`・ω・´)ゞ