iPad Pro 12.9とiPhone7を常に持ちあるいて生活している中で、最近はiPadを仕事のメインマシンとして活用することも増えてきました。

仕事で使うスライドのファイルなんかも全てクラウドに保存しておくと、iPadからいつでも利用できるし、転勤しても影響を受けません。

そんな感じにiPadを仕事でも趣味でも活用しまくっているんですが、活用しすぎることで、最近は深刻な問題が起こっていたのでした。

iPad Pro 12.9の充電がめっちゃ遅い問題

そう。iPad、特にiPadProは12.9インチだとバッテリーの容量が「10307mAh」もあるので、それを満充電しようものなら一晩かかるわけですよ。

これが本当に厄介で、充電を忘れて寝落ちなんてしてしまった日にゃ、バッテリー残量30%とかで朝を迎えるわけですよ。青ざめますよ本当に。

一応、朝の通勤中にシガーソケットから充電しようとは試みるんですけど、これまでiPhoneの充電では十分だった1A出力でも全然充電できないんです。

既に所持しているモバイルバッテリー「Anker PowerCore 20100」を使ったとしても、全然充電されないんです。iPadを使いながら充電しても、「これ充電じゃなくて給電じゃない?」と思えるほど。これでは仕事に集中できず、バッテリーの残量を気にしながらちまちま作業するしかなくなります。生産性が本当に落ちる。

タブレット中心の生活を送るからには、常にバッテリーが満たされた状態でないと生産効率が落ちることを経験しました。

USB PD(Power Delivery)

そこで今回辿り着いたのが「USB PD」というUSB端子を利用した電源供給の規格でした。iPadProはこのUSB PDという規格に対応していて、従来の規格以上の速度で充電することができるんです。

ただし、実際にこの規格の速度で充電するためには、専用のケーブルとACアダプタが必要なんです。iPad Pro 12.9に付属しているACアダプタやケーブルは2015年モデルも2017年モデルも、どちらもUSB PDには対応しておらず、その真価を発揮できていません。

なので今回は、USB PDに対応するバッテリーとケーブルを購入することにしました。

USB PD対応モバイルバッテリー「cheero Power Deluxe 20100mAh」

この記事を書く1週間くらい前かな?、2018年5月に新発売したcheero製のモバイルバッテリーです。45W出力に対応したUSB PD規格のモバイルバッテリーです。

公式サイトによると、定価7,480円で、販売価格は5,480円。更に、今なら発売特価の4480円で購入できます。

入力と出力の対応規格は本体に記載されています。

このバッテリー本体を充電する時はMicroUSBかUSB-Cです。

そこそこ嬉しいのが、USB PD対応のUSB-Cケーブルが付属していたことでした。これってケーブルの値段を引いたら結構割安で買えたんじゃないかなと思います。

Apple純正 USB-C to Lightningケーブル

今だにMFI認証製品も登場していないApple純正ケーブル、USB-C端子とLightning単身のケーブルです。

現状、iPadProをUSB PD規格で充電するためには、このケーブルしか選択肢がありません。Amazon等で1000円前後で売られているUSB-C LightningケーブルはiPhone8などの充電には対応しているものの、iPadProの充電には対応してないんです。

iPad ProをUSB PD規格で急速充電したい方は、少しお高いですがApple純正ケーブルを買いましょう。

実際にこの組み合わせで充電してみると、本当に快適ですよ。

iPad Pro 12.9を使いながら、40分で20%充電できた

この数字ね、かなり凄いことなんですよ。動画を再生したり、Safariでネットサーフィンしながらでも、もりもり充電できる。従来の規格の充電では実現できなかった速度です。この速さで充電すると、実際には40分かけてもiPad Pro 12.9のバッテリーを20%使うことはほぼないので、放電よりも充電が完全に上回っています。

これまでの日中のiPadの充電が、気休め程度ではなく、iPhoneを充電しているかのような速度でできる。iPad Proを酷使している人ならこの速度が如何に速いかはおわかりいただけるはずです。

感想:もう手放せない

このモバイルバッテリーとケーブルの組み合わせは、本当に凄い。iPad Proを使う上でネックだと思っていたバッテリーの問題が、全く問題ではなくなりました。

ちなみに、このモバイルバッテリーを使うと、当然ですけど凄い速さでモバイルバッテリーそのものの残量も減っていきます。

でも大丈夫。USB PD対応のACアダプタを使えば、このモバイルバッテリーは3時間で満充電できます。

このACアダプタ、僕は2年前に購入したんですが、今回のバッテリーとケーブルを購入したことで、ようやく本来の速さを活用できました。まさか2年前からUSB PD規格が出来上がっていたとはね。これまで使えてなかったのが勿体ない感じでした。

iPad Proを使っている人は、是非このモバイルバッテリーとケーブルの組み合わせを、試してみてください。世界が変わります。