教師が買うべきiPadを選ぶ6つのポイント

学校の先生がiPadを始めて買うときに頼りになるポイントについて書きました。

前半に現段階での選ぶポイントについてお読みいただき、後半にこの記事を書くにあたって考えていたことを書きました。

ポイント1:AppleStoreの学生・教職員向け割引を使う

学生や教職員は、MacやiPadを安く買えます。変な中古を探したり、量販店で買うよりかお得です。iPadのグレードに応じて、2000〜5000円くらい違ってきます。ケースやフィルムの値段くらい割り引かれるので、結構大きいです。

従って、この記事に出てくるiPadの価格は、全て教職員割引後の価格にします。学生や教職員以外の方は、この記事に出てくる価格よりも数千円高めだと思っていてください。

ポイント2:初めて買うなら第6世代iPad

もしあなたがiPadを買うのが初めてで、どれを買ったら良いのか分からない。尚且つ、「とりあえず使ってみたい」と思っているなら、一番安いiPadがおすすめです。

2018年3月に発売されたモデルで、ひょっとしたら2019年3月に新型iPadが発表される可能性もゼロではありませんが、現時点で一番安いiPadは、第6世代iPadです。

教育目的として安く作られたiPadではありますが、ApplePencilにも対応しているのが良いところ。入門用として文句なしのiPadです。

  • 通常価格:37,800円(税別)〜
  • 教職員価格:35,800円(税別)〜

ポイント3:買い換えるならiPad Pro

もしあなたが既にiPadを持っていて、新しいものに買い換えたいと思っているなら、迷わずiPad Proを買いましょう。今抱いている性能的不満は、Proなら解消できるはず。2018年10月に新型iPadProが発売されたので、買うなら今ですよ。

  • 11インチ
    • 通常価格:89,800円(税別)〜
    • 教職員価格:84,800円(税別)〜
  • 12インチ
    • 通常価格:111,800円(税別)〜
    • 教職員価格:106,800円(税別)〜

ポイント4:容量は下から2番目以上を選ぶ

iPadはSDカードを内蔵することができないので、本体のストレージ容量を後から増やせません。

しかも各容量の価格差を考えると、Appleやーらしいなぁと思うほどです。

例えば、第6世代iPadは32GBと128GBの容量が用意されていますが、ご覧の通り、一番小さい容量32GBで35800円(税別で教職員価格)、128GBで46800円(税別で教職員価格)です。

128から32を引くと96GBです。46800円から35800円を引くと11000円ですね。単純に計算すると、96は32の3倍なので、32GBあたりの価格は約3667円。ということは、存在し得ない容量0なら32,132円ほどだとして、32GBごとに3667円足していった計算だなぁと僕は考えます。

買ってみたのはいいけど、後々になって容量が足りなくなって、結局新しいものに買い換えるなんてことを考えたら、一番下の容量を買うのは安くても容量的には割高です。

ここは最低価格に飛びつかず、最低限下から2番目以上の容量を買うのがおすすめです。

ポイント5: Wi-Fi + Cellularを選ぶ

大学時代の先輩が「インターネットに繋がっていないコンピュータはただの箱だ」と行っていました。タブレットにも僕は同じ事を感じています。

学校という環境では、個人のiPadを同じWIFIに繋ぐことが許可されていないところがほとんどなので、WIFI版を買って個人のスマホからテザリングして繋ぐか、Wi-Fi + Cellular版を買って、適当な格安SIMを契約するのがおすすめです。

第6世代iPadだと容量が32GBの場合、Wi-Fi + Cellularを選ぶだけで49800円に跳ね上がりますが、「iPadでネットを使おうかな、あぁそうだ、スマホのテザリングをONにしてっと」なんてやっているくらいなら、月額1000円でも格安SIMに払ってSafariをそのまま立ち上げるのがストレスフリーです。

最初の1台なら試しにWIFI版を買うのもアリですが、どうせならWi-Fi + Cellular版を購入することをおすすめします。WIFI版には搭載されていないGPSも付いてくるので、ナビにも使えますよ。

ポイント6:AppleCare+は入る

教師がiPadを買うなら、もう絶対に延長保証サービス「AppleCare+」に入った方が良いです。

サポートが2年間に延長される安心感。学校の校舎は鉄筋コンクリートの塊です。階段だらけです。やんちゃな子ども達もいます。落としたら割れますよ確実に。部活に活用しようとして外で使ったりしたら、砂利で画面も本体もボロボロですよ。

iPadのAppleCare+(8,400円税別)に入ることをおすすめします。

まとめ

以上のポイントを考えると、この3モデルに絞り込めます。

どうしても安くしたいなら

第6世代iPad、32GB。これで税込38,664円です。現在売られているiPadで、最安値です。

もうちょいお金が出せるなら

第6世代iPad、128GB、Wi-Fi + Cellular、AppleCare+。これで税込75,816円です。ちょっと高くなりましたね。これなら一番小さい容量のiPadを2台買っても・・・。いや、あまりスマートではありませんね。

思い切ってProにする

2018年iPad Pro 11インチ、256GB、Wi-Fi + Cellular、AppleCare+。これで税込み144,288円です。

Proの中でも11インチはかなりバランスが取れた大きさで、かなりおすすめです。ただ、11インチでもサイズが小さいと感じる人は、次に紹介するものが良いと思います。

もっと大きなディスプレイのProを!

2018年iPad Pro 12.9インチ、256GB、Wi-Fi + Cellular、AppleCare+。これで税込み152,064円です。

横向きで、教科書を見開きで読んだり、定期考査を作成した、本当になんでもかんでもやりたいなら、12.9インチモデルが良いです。ただ、iPadの中で一番重いです。僕はこの大きさが好きですが、あまり使っている人を見かけません。

一番大きく一番最高のProを!(変態)

2018年iPad Pro 12.9インチ、1TB、Wi-Fi + Cellular、AppleCare+。これで税込244,728円です。

これ買う人は僕は見たことないです。

以上が、2018年12月時点で僕がおすすめするiPadです。ちなみに、ApplePencilやケース、保護フィルムなどは別売りです。まだまだお金はかかりそうですね。

前半をここまでとして、以下を後半にしたいと思います。後半では、最近教育業界でiPadが便利だと認知されてきた感じの話です。

学校の先生方のiPad購買欲が活発化

2010年にiPadが発売されてから8年経ちました。僕は故スティーブジョブズがプレゼンしていたiPad2から持ち始めて、ほぼ毎年のように買い換えてきました。ただその頃はまだまだiPadの有用性が認識されずにいました。

これまでiPadがあまり広まらなかった理由

僕はiPad無しでは生活できません。そう言えるくらい使っています。しかし、世の中の人達は、むしろタブレット端末を持っている人の方が少数派だったということに気づきました。きっかけは

嫁

iPadでできることって、iPhoneでもできるじゃん

そう、嫁の存在でした。おっしゃるとおり、iPadで動くアプリの殆どは、iPhoneでやれる。画面は小さいけど、Bluetoothのキーボードを繋いだらiPhoneでも文章が書ける。じゃあiPadはどういった時に使うのか。

こればっかりはね、iPadを積極的に使ってみた人じゃないと、見出せなかったんです。パソコンやスマホを自分でググりながら使い倒していける人は、「あれもできる、これもできるじゃん」と自らどんどん使い方を発見していくんですけど、苦手な人はそもそも使う事自体に慣れることができず、そこまで苦労するならようやく使う事に慣れてきたスマホで全部やれるし、必要性を感じない。高いし。となってしまうんです。

タブレット端末は、一言で言えば画面が大きくなったスマホです。スマホでは読みづらかった本や漫画、見るには画面が小さかった映画やドラマ、それと写真。どれもが見やすくなりました。あとブラウジングもね。その代わり大きすぎるので耳に当てて電話することには向きません。となればタブレット端末は、娯楽を楽しむだけの大きな板なんじゃ?映像見るならテレビでいいし、紙の本を買えば高い端末を買わなくても良い。必要性はどこに??そう考える人がかなり多かったんです。

キーボードをくっつけてパソコンの代わりに

このタイミングでAppleは、iPadのProというバージョンを2016年に発売すると同時に、専用コネクタSmartConnectorに対応したキーボードを用意しました。「新しいiPadには専用キーボードが用意されていて、パソコンのように使える」という印象が生まれたのがこのころでした。

あれから2年経ちました。iPadが完全にパソコンと同じことができるかというと、決してそうではありません。しかし、これまでパソコンでやってきたことをそのままiPadで実現することが無理なだけで、やりようによってはiPadでも少し不便だけど全くできないわけではないな。というくらいにはなりました。

色んなメディアが、ブロガーさんが、「仕事でやっていることを全部iPadでこなせるようになれば、生活が変わるのでは?」という夢を持っていました。あれやこれやと多くのアプリを試して、「これならiPadだけでいける」という内容を増やしていきました。ただどうしても技術的な作業や専門的な作業をiPadでやることは、2019年を迎えようとしている今でも完全には無理で、「パソコンでやれることの一部をiPadでもやれるようになった」くらいが丁度良いように思います。

Apple Pencilの登場

2016年にAppleがキーボードの他に発売したもの、Apple Pencil。故スティーブジョブズが「iPhoneは指で操作するんだ。スタイラスはNOだ。すぐ無くす。」と言っていましたが、彼が死んだ後にAppleは純正スタイラスペンをiPad用として発売しました。これが本当に素晴らしくて、これまで色んなスタイラスペンを買っては絶望してきた自分にとって、最高傑作でした。「やっとiPadが紙とペンの代わりになる時代が来た」と思えるペンでした。

これって学校教育に使えるんじゃ?

やっと、やっとですよ。学校の先生方もその有用性に気づき始めてきました。前任校では比較的若い教員が多かったからか、iPadを所有している教員が多く、ScanSnapも個人所有が4人いる、今思えば変な職員室だったなぁと今では思います。今年度から赴任した現任校ではiPadを授業や部活に使う人は2,3人?くらいでしたが、最近になって僕の周りでは「自分も買おうかなぁiPad」と思われる先生方が増えてきました。うむ、良いことです。

英語の例文や古文漢文を、毎回黒板に書いては消してを繰り返すことの、なんと非効率的行為だろうか。と個人的には思うんですが、学校の中ではそれが普通、教師は黒板とチョークを使うものだという考え方が、まだまだ根強いんです。

2010年にiPadが発売されてから8年、先進的な授業などの実証実験校を除いて、やっと普通の教育現場に、「iPadとかを授業で活用したら、結構便利なんじゃないか?」と思う人が増えてきたんです。趣味用の端末としてiPadを使っている先生方も、「これに教科書を入れたらここで読めるんだよなぁ」とも考えるようになってきました。

ここまでお読みくださってありがとうございました。iPadに興味が出てきた方は、前半部分を読みながら、自分に合うiPadを探してみたり、Appleのサイトを見ながら容量やオプションを変えながら価格を見たりしてみてください。

学生・教職員価格と学生割引 – Apple(日本)

この記事を書いた人

jun3010me

jun3010me

スクールプランニングノートの公式アンバサダーと公式手帳達人に選ばれた現役教師。
Happy Hacking Keyboard 公式エバンジェリスト。
好きなものは珈琲とガジェット、特にApple製品。HHKB BT、HHKB Pro2 Type-S 無刻印、HHKB Pro2 無刻印白、カメラはα7m2とRX100M5A、万年筆はPelican スーベレーン M400を愛用中。それと勇者王ガオガイガーが大好き。

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