ここ最近、文章を考えたりすることが増えました。今年は文章を考えることが本当に多くなりそうです。昔から思ったことを話すことが好きで、書くことが好きだったんですが、今回新たに手にした武器は、音声入力です。周りの人で結構音声入力が良いぞって言ってくれた人がいたんですが、僕はHHKB好きだし、万年筆好きだし、今更音声ってのもねぇって思っちゃってたんですよ。

でも少し音声入力を試してみてどハマりしました。しかも、僕にとっては小さい頃から染みついていた習慣が、音声入力との相性がバッチリ良かったんですよ。

今回は、僕が音声入力中に意識しているコツについて話します。

こんな悩みを抱えていませんか?

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  <ul>
    <li>
    </li>
    <li>
      音声入力が思ったようにうまくいかない
    </li>
    <li>
      単語の誤認識が激しくてうまく使いこなせない
    </li>
  </ul>
</div>

読書感想文を子どもに書かせるつもりで話す

僕は小学生の頃国語が苦手で、文章を読むのが苦手で、話すのが苦手で、書くことが苦手でした。そんな時すげぇと思ったのが母親でした。

作文の神、我が母

夏休みの読書感想文が大の苦手だった僕は、母に頼りっきりでした。母は、僕が本を読み終えると、**「その本、どんな話だったの?」と聞いて、話している途中に「ほんで?そこであんたはどう思ったの?」**とか、ちょくちょく質問を投げかけてきました。

しばらくしたら、**「今から話すことを原稿用紙に書いて」と言われ、鉛筆をかまえると、母は僕に向かって「僕は、てん、○○が△△した光景を想像して、てん、□□だと思いました。まる。」**っていう感じに話してきました。僕はもう一語一句聞き漏らさずに、ひたすら原稿用紙に書くだけ。それだけに集中しました。

音声入力もこれと一緒だと気づいた

今回iPhoneで音声入力をしている時、僕は当時の母親の喋り方をやっていたんです。無意識に。あたかもiPhoneという子どもに、自分が考えた文章を一語一句ちゃんと認識して書いてもらうように話す。ああ、当時母親がやっていた話し方って、こうだったよなってのを思い出しながら。そう意識しながら話すと、話し方が自然とゆっくりになり、喋った内容がほぼ全て文章化されました。

昔のことをふと思い出したら、そうか、あの時の母親の話し方を真似たら、音声入力がうまくいくんだ。という答えに辿り着きました。

AppleWatchは長時間認識に適さなかった

ちなみに最初に音声入力を試したのは、TextwellのAppleWatchアプリからの音声入力でした。最近メインで使っているメモアプリはTextwellで、そこに入力した内容をScrapboxに飛ばしていました。そこに直に音声入力できるなら素晴らしいじゃないか!と期待を込めました。

Textwell
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だらだら話しても全て認識されたことは感激

椅子に腰掛けながら、もちろん口元にApple Watchを持っていくのではなく、腕はだらんとしたままで話してみました。喋って内容がそのままAppleWatchに表示されました。

座った、楽な姿勢のままただ喋るだけで、それがiPhone上に文章として現れているそという光景が本当に画期的でした。キーボードを打たなくても自分の考えている内容がそのまま画面に現れている。感激でした。とにかく喋っていれば、それが文章になるんだから、こんなに楽なことはないですよ。

と思ったら音声認識がフリーズ!

ところがですよ。僕が「音声認識って素晴らしいじゃん!」みたいなことをひたすら話していると、AppleWatchが一瞬ブルっと振動して、音声認識中の音声の波形が止まりました。その後、認識中だった文章が全て消えたんですよ。音声入力、つまり独り言をずっと話していて、それを認識させていたので、それが全部消えたってことは、独り寂しく喋った内容が、全て水の泡になったんですよ。めちゃくちゃ嫌でしたこれは。

メモ程度の入力に限定して使う

AppleWatchからの音声認識メモは、長文入力には向いていない。つまり、短文というか、メモ程度なら大丈夫だろう。

この子はあまり長い間は僕の話は聞いてくれないのだ。AppleWatchちゃんはそういう子なんだ。うん、そう思うことにしようと心に決めたのでした。

iPhoneアプリ「Speechy」で長時間入力を実現

AppleWatchからの音声入力は、多分Siriのエンジンか何かを使っているんだろう。iPhoneのキーボードにある音声入力も、恐らく似た様なものだろう。そう思ったので、アプリで長文入力に適しているものは無いかと探しました。Macでも良いかなと思ったんですが、IMEをATOKに変更していたので、入力中の文字がどう変換されるのかが想像できなかったので、iPhoneアプリを探すことにしました。

そこで見つかったアプリが、「Speechy」というアプリでした。

とりあえず入れたのはLite版。広告は出ていますが、普通に音声入力ができました。僕が話しているのが長時間すぎて、Pro版買えって出たら、その時は買おう。でもずっと喋っていて、ずっと認識してくれる。これや、これがやりたかったんや。AirPodsを耳に付けていると、iPhoneから離れても良い。ずっと話続けていても、Apple Watch経由での入力とは違って、フリーズしない。欲を言えば、このアプリがApple Watchに対応してくれていると非常に素晴らしいと思うのだが、まぁそれは、iPhoneもいつも身に付けている以上、ぜいたくな事は言えないだろう。

っていう感じにずっと入力を続けてました。

入力完了後は、Textwellに追記する形で送り、Scrapboxに保存するようにしています。

感想

小学生の頃のことを思い出して、読書感想文を子どもに書かせるつもりで話す。僕なりの音声入力を意識した話し方ですが、個人的にはとってもしっくりきました。

これは革命ですわ。

でも、認識させた文章がそのまま使えるわけではないので、あくまで自分が発想した内容を受け止めるために使おうかなと思います。今も音声入力で書いているのではなくて、それを見ながら、文章を追記しながらブログを書いています。コピペできたらその方が早いんですけどね、HHKBを打ちたいっていうのが勝ってしまうのかもしれません。

やー、音声入力良いですね。