平成21年から教員免許は更新制となりました。取得してから更新せず10年経つと、失効します。僕も昨年度更新しました。

今回は、これから教員免許更新を受けようと考えている方にオススメの更新方法を紹介します。

こんな先生方におすすめです

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  <ul>
    <li>
      仕事に家庭に忙しいけど免許更新する必要がある
    </li>
    <li>
      効率良く勉強したい
    </li>
    <li>
      一カ所で全て終わらせたい
    </li>
  </ul>
</div>

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</p>

全てをKAGACで済ませよう

文部科学省が定めた免許状更新講習は、合計30時間以上の講習を受講・修了する必要があります。

内訳はこんな感じです。

  • 必修領域講習6時間以上
  • 選択必修領域講習6時間以上
  • 選択領域講習18時間以上

どの教育機関で受講できるかのリストは、文部科学省のページにまとめられています。

中には必修と選択必修と選択をそれぞれ別の場所で受ける人がいますが、東京学芸大学・愛知教育大学・千歳科学技術大学が共同で開設したeラーニング教員免許状更新講習推進機構が運営しているKAGACというサイトで全て済ませるのがおすすめです。

受講の流れ

2019年度だと、こんな感じで受講を進めます。

  • 受付:2/18〜6/7
  • 講習期間:6/3〜8/16
  • 修了認定試験日:8/17

これが夏期日程です。これを過ぎると秋期日程が予定されています。夏休みを利用すると良いのでこの夏期日程でとっとと終わらせるのが良いと思います。

講習を全てウェブで済ませられる

このKAGACというサイトに登録すると、講習や模擬試験などを全てウェブ上で受けることができます。

もう少し詳しく書くと、放送大学などが採用しているmoodleというシステムでeラーニングを実現しているので、大学の通信学部などで勉強をした経験がある先生だと「ああ、これね」ってなると思います。

実際の講習に行くことなく、全て自宅で勉強できるということが最大のメリットで、しかも講義に使われたスライドのファイルなどが全てパソコンにダウンロードして保存できるようになっています。

受講中にノートにまとめる先生方も稀にいらっしゃいますが、資料を全て印刷すれば紙ベースで保管できます。

修了認定試験は全て持ち込み可←これ重要

このKAGACで講習を受講した後に受験する修了認定試験は、実は教材全てを持ち込んで受験することが可能です。所謂「持ち込み可」というやつです。

ね?やる気出たでしょ?

僕は修了認定試験日に、次のものを印刷して挑みました

  • 教材(スライド)を全て
  • 各科目で受けた確認テスト
  • 模擬試験問題と解答

当日は、問題を見て、模擬試験問題に同じものがあるかを確認して、該当しないなら確認テストから、それでも該当しないなら教材から答えを探す。という作業を時間いっぱい続けました。もうとにかく検索検索です。

自分が所持している持ち込み資料から、如何に早く正解を導くかが試されます。

実際に免許更新した感想

僕の周りでは、文科省のサイトに掲載されている大学や専門学校などの教育機関を転々としながら受講し、教養を深めた先生方が多数いらっしゃいました。それはそれで自身の勉強になると思います。

が、部活動顧問や子育てとの両立が難しいと感じる先生方も確実にいます。後者に該当する方は、KAGACが本当におすすめです。

僕自身、昨年度は時間数不足の生徒の補充授業を実施したりと、あまり余裕がありませんでした。自宅でのeラーニングで全てを終えることができて、家庭的にも精神的にも助かりました。

これから教員免許更新をされる先生で、なるべく早めに済ませたい、確実に更新したいと考えていらっしゃる方は、KAGACで試してみてください。