こんにちは、ジュン@jun3010meです。
今回は、兄弟と雑談している中で出てきた話題をここで話したいと思います。
幼児教育・保育に株式会社が参入する
ニュースの記事はこちら↓
株式会社参入で保育の「質」は保たれるか – 太陽のまちから – Asahi Shimbun Digital[and]
待機児童問題を解決するか? 株式会社の保育所参入とは (THE PAGE) – Yahoo!ニュース
待機児童問題は深刻なのに10年経っても「保育所事業」へ株式会社の参入が進まない理由 全国ワーストなのに株式会社を排除する世田谷 | 長谷川幸洋「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
要は、待機児童を減らす為に、もっと手軽に幼稚園や保育園が増えるといいよね!という発想です。
小学校入学までに幼稚園なり保育園なりで教育を受けないと、それはそれで小学校で問題になりますからね。
しかし、果たして株式会社がこの業界にもっと手軽に参入出来るようになると、どうなるんでしょうか。
もしも株式会社の幼稚園・保育園が増えたら
これはあくまで、僕と弟の会話の中で出てきたことなので、
もっと他の意見があるかもしれませんが、
今回の話し合いで出た考えを、ここに書きたいと思います。
人件費の削減が出来てしまうのではないか
ひょっとしたら、今のどっかの会社みたいに、
人件費をどんどん削減して、正社員の先生が1人で、
その他全員がパート・アルバイトの先生になる可能性があるかもしれませんよね。
となれば、1人あたりの持ち時間が減ることになることと、
非正規雇用の先生が増えることに繋がります。
保育士を目指して頑張ってきた学生が頑張って探した就職先が、
保育士の派遣サービスへの登録となってしまい、
正社員を目指してワーキングプアで頑張っていくことになる可能性が出てきます。
子どもの心は育つのか
これはパート・アルバイト雇用が増えた場合の話です。
株式会社の参入によって待機児童は確かに減るかもしれませんが、
先生一人あたりの子どもと接する時間が減るとなると、
その先生達の中で、子どもを1日中見る人が少なくなります。
となると、現在の幼稚園や保育園よりも、子どものことが把握し辛いのではないかと考えます。
逆に子ども達は子ども達で、先生が時間によってコロコロ変わるわけですから、
心を開かない子も出てくるでしょう。
単純に考えて、コミュニケーションをとる時間が減るわけですから、
先生に対する信頼も薄れます。
保育士同士の連携がより重要になる
さっきの問題が実現してしまうと、次に問題となるのは保育士同士の連携だと思われます。
人数が増えれば引き継ぎ作業が必要になってきますし、
それが時間単位で起こってしまうなら、子どもと接する時間が今以上に減ることになります。
先生同士の連携にも気を遣い、子どももしっかり育てなくてはならない。
1人あたりの負担が確実に増えます。
そうして卒園してきた子どもたちが学校に進学してくる
大人の事情と言えば一言で済まされてしまう問題かもしれませんが、
そうした問題を抱えながら、株式会社保育施設を卒園して小学校に入学してくる子どもが出てきます。
従来の幼稚園・保育園を卒園した子ども達とどう違うのか、まだわかりませんが、
ここで差が出てしまうということは、教育に格差が生まれてしまうということ。
小学校の先生も児童の対応に更なる多様化を求められます。仕事が増えます。
となると、どうなるんでしょうね。教員の離職率が上がるんでしょうか。
いじめが増えるでしょうか。考えるとキリがないくらい色んな考えが出てきます。
待機児童は確かに減るかもしれないけど
幼稚園・保育園に株式会社が手軽に参入出来るようになると、
確かに待機児童は減るかもしれません。しかし、巻き込まれるのは未来を担う子どもたち。
そして、これから社会に羽ばたいていく学生たちです。
これから幼児教育がどう変化していくのか、気になるところです。(`・ω・´)ゞ