どういうタイトルを付けたらよいのか分からないですが、こういう経験ありませんか?

何か人に伝えなくちゃいけないことがあって、でもそれが中々話せなくて、心の中ではずっとモヤモヤしている。そりゃもうぱぱっと話しちゃえばそれで済むんですけど、どうしてかタイミングが合わない。そうしていると作業にも集中できないし、にっちもさっちもいかなくなってしまう。特に、自分に負い目を感じている時に抱く感情かなって思います。

そんな時はですね、これしか一番良い方法が無かったんですよ。

解決方法:早めに行動する

何か心に引っかかる想いがあって、それを解決してスッキリさせたいなら、解決するための行動を取るほかないんですよ。

後回しにすればするほど、どんどん気まずくなっていって、余計とモヤモヤしてしまう。自分に対して言い訳をして正当化したとしても、本当のところは自分に非があることが分かっていて、心のどこかでは認めないといけないとも思っている。それでもなかなか行動できないのが人間という生き物だったりします。

ただ、こればっかりはどうしても、自分から行動しないと解決しなかったんですよね。ちょっとでも心に引っかかることがあるなら、その瞬間に行動した方が、後になって後悔するよりもスッキリします。

ほんの少しの勇気という言葉はこういう時のためにあるんだと言わんばかりに。

宇宙兄弟に登場する「眼鏡踏んじゃった事件」

宇宙兄弟 第3巻 P.199より引用
宇宙兄弟 第3巻 P.199より引用

漫画『宇宙兄弟』に、似た様なシーンがありました。第3巻の内容にある宇宙飛行士選抜試験で閉鎖空間での共同生活を営んでいる途中で、登場人物のひとりである古谷君が、同じ選抜試験のメンバーである福田さんの眼鏡を踏んでしまい、壊してしまいました。福田さんが顔を洗って目を閉じている時に、偶然的に眼鏡を落としてしまったところ、更に鼻歌を歌いながら古谷君が通りがかるという偶然によって起こった不運な出来事でした。

この時、古谷君は踏んで壊したことを「ワザとちゃうで!」と言い、福田さん自身も「気にしなくていいよ」と声をかけたのですが、眼鏡なしでは日常生活やパソコンの入力作業にいつも以上に体力と気力を使ってしまいます。

古谷君本人はというと、口ではああ言ってはいましたが、引用した画像の通り、偶然ではあるものの眼鏡を踏んで壊してしまった時の感触が足の裏に残ったままで、それが消えずに困っていました。

心のどこかで、謝りたいと思いつつも、一度自分は悪くないということを言ってしまった以上後にも引けない状況を作り出してしまいました。

宇宙兄弟 第3巻 P.216と218より引用
宇宙兄弟 第3巻 P.216と218より引用

しかしその後、福田さんが宇宙飛行士選抜試験を受けるにあたり今の仕事を辞めてきたということを他のメンバーから知らされ、古谷君は誰も居ない時間に試験官が見ている監視カメラに向かって「福田さんの新しいメガネを用意してください。お願いします。」と書かれた紙を見せることにしました。相手が監視カメラなのでその時は返事もありませんでしたが、きっと伝わっただろうと信じ、言い終わった後に一礼しました。

そこで古谷君は、何度か足踏みをしてメガネを踏んで壊してしまった時の感覚が、足から消えたことを実感できたのでした。

まとめ

協働生活をする上で、一緒に働くメンバーとはコミュニケーションを取ることが大前提です。「なんか言いづらいなぁ」と思うことはよくよくあることです。

それでも業務を円滑に進めたり、お互いに気持ちよく仕事をする上では、後ろ向きな考え方であってはならず、ほんの少しの勇気を出すことが求められます。

勇気を出すまでが辛いんですけどね、一度前に一歩踏み出してみると、古谷君みたいに「なーんだ、そんなことか」と思えるほどのことだったということに、気づくことができると思います。

心の中でうじうじ考えていることがあるなら、是非吐き出してスッキリしてみては如何でしょうか。

あーそれと、話のネタとして出した宇宙兄弟、僕大好きなんですよね。特に名言が目白押しで、控えめに言って最高なんです。