「既読スルーしないでね」と言われた時に自分の生活を優先する方法

ここ数日、マインクラフトというゲームへの熱が再燃しました。

2019年の年末あたりにWin10版を購入して、サーバも立てて一人で没頭していたんですが、友人の娘(小学3年生)にサーバを教えて入ってきてくれるようになって、一緒に遊ぶようになりました。

その子は普段はNintendo Switch版で遊んでいるので、サーバに入れないためにワールドのデータをクライアントに移してフレンド登録していました。

マイクラを離れた場所同士でやるとなると、やっぱりチャットよりも音声通話していた方が遥かに効率が良いです。ので、その友人(その子のお母さん)のお古のスマホを僕とのLINEビデオ通話用として用意してもらいました。

当然、ビデオ通話だけでなくトークを使ってメッセージのやりとりもしていたわけですが、ある日こんなメッセージが届きました。(友人にはこの内容を報告済みです)

これが噂の「既読スルーしないでね」発言か。世に言う既読スルー問題ですよ。

これね、僕がLINEの内容を見ても、なかなか返信しなかったり、未読のままにしておいたのが原因です。きっとその子の中で早く返事が欲しいという感情があって、それが表に出てきたんだと思うんですよ。

小学生のLINEのやりとりで発生する問題の典型例の一つとして言われている「既読」に対する扱いの事例を、ここで見ることになるなんてなー。

この事例を生で見るのは初めてです。

とはいえ僕は情報科の教員として、LINEで発生している諸問題については解決策を示さなければならない立場です。

ので、今回はこの方法で既読スルー問題を解決しましたよ!という対処法の一つを紹介します。

相手の流れには屈しないという宣言をする

これが僕が実際にLINEで送った文章です。

既読をつけたら返事をしなきゃいけないなんてルールはどこにもないと思うよ。返事を送るのも自由。送らないのも自由。返事を送ることを強要しないで

時間があれば返すし、返さなくてもいいなって俺が思ったら返さないからね。

ストレートに伝えました。自分にも生後5ヶ月になる息子がいるため、これを守ってくれないとマインクラフトの時間も捻出できなくなるということを分かってもらいたくてこのメッセージを送りました。

要点はこちらの2つです。

相手に伝えたポイント

返信の強要を拒否する

・いつか必ず返信する

その後、この子は僕に対して謝ってくれました。僕の考えが伝わって、良かったと思います。

大人としてLINEを使う子どもに教えること

そもそもこの問題は、ガラケーでは表面化しませんでした。この既読スルー問題が話題となったのは、スマホが登場してLINEアプリが最早インフラとして機能してきた頃からです。我々は大人として、今の時代で子ども達が抱いている感覚を理解しつつ、コミュニケーションについてのマナーを教えなければなりません。

僕は1人の大人として、子どもがLINEなりメールなり、メッセージを送る手段を得たとき、次の2つを説明するようにしています。

大人から子どもに伝えたい感覚

・早く返事が欲しいと思うこと自体は悪くない

・それぞれの家庭にルールがあることに配慮する

返事が早く欲しいと思うのは「普通」

自分がメッセージを送ったからには、早く返事が欲しい。度々LINEの問題として取り上げられるこの感情は僕からみたら、ごく普通の感情です。悪い物ではありません。早く返事が欲しいと思ったり返事の内容が気になることは、誰もが通る道だからです。

これは保護者が子どもにスマホを買い与える際に、必ず伝えなきゃならない内容だなとも思いますが、情報の授業などで話す情報モラルの話でも、触れるべき内容だなとも考えました。

きっと、小中学校の先生方は、日々こういったトラブルの種の対応に追われているんだろうなぁ。

もしこれが同級生同士で起こったことなら、嫌われたくないっていう思いから、きっとメッセージを受け取ったらすぐ返事を送らなきゃ!なんて考えるようになるんでしょうね。

家庭毎にルールを明確にする

LINEのトークというのは、子ども達にとって、家族以外の人とコミュニケーションが手軽に取れる便利なツールです。

現実でのイベントに例えると、LINE上では修学旅行の夜にみんなでわいわい話す感覚に近いやり取りが、毎晩開催されるわけです。テンションも上がるでしょうし、楽しい反面気遣いすることも増えて、心身共に疲れます。

従って、子ども達がスマホを手にする際には、家庭には家庭毎にルールが存在すること、もちろん自分の家庭でもルールを決めること。相手にもそれぞれの生活があることなどを情報モラル教育や家庭内での指導で学んでもらう必要があります。

メールとLINEは感覚的に違うもの

僕は昭和生まれの人間です。高校時代にやっとこさパケット定額制が出たくらいの年齢です。当時はメールの時代。メールの仕組みを説明する際、よくサーバをポストとか郵便局とかに例えていることから、手紙のやりとりをデジタル化したものである感覚があります。

それが今のLINEではメッセージをやりとりする機能に「トーク」という名前が付いているわけですよ。つまり、手紙ではなく会話をデジタルでやろうという位置づけなわけです。

ということは、そのトークに参加している誰かが、どこかのタイミングで止めない限り、話(トーク)は永遠に続くことになるわけです。

「既読スルーしないでね」というのは、会話を止めないで継続してねという意味の言葉です。これを許してしまうと、元々文字同士の会話の本来の利点である非同期型コミュニケーションが同期型コミュニケーションに変わってしまいます。終わりの見えないマラソンを走るようなもんです。

人はゴールが見えないことに対して不安に思ったり、ストレスを感じます。自分の中である程度ルールを作ることで、普段の生活のリズムが崩れない程度に留めることが出来るはずです。

今回のケースを通して、LINEの使い方について考えるきっかけに、なってくれると良いなぁ。

おまけ

あかん。これは折に触れて話す必要があるわ。

この記事を書いた人

魚住 惇

魚住 惇

高等学校教諭で『教師のiPad仕事術』の著者。 AppleTeacher、スクールプランニングノート公式手帳達人、相棒はHHKB HYBRID Type-S 白無刻印、HHKBケーキの人。コーヒーは生豆から焙煎。Podcast「さおとめおとらいふ」始めました。

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