(2013年12月5日更新)LINEをよく知らない方へ
中高生のLINE依存についての記事を書きました。
中高生が何故今LINEにのめり込むのか、どうして抜けられないのかをまとめました。
学校側が文書を配布するケースが発生
そして、ここからが本題です。
この文書が、Twitterで話題になっていました。↓
平成25年5月17日
保護者各位
LINEの利用について
新緑の候、保護者の皆様にはますますご清栄のことと存じます。また、平素より本校の教育活動にご協力いただき誠にありがとうございます。 さて、標記の件ですが、本校では4月に入り、LINEのことでいろいろなトラブルが起こっています。本校としては、携帯電話の使用目的は保護者との連絡用のみと考えていますので、それ以外には必要ないと考えています。特に、LINEの利用に関しては、お子様が生活していく上ではまったく必要ないと考えます。 つきましては、本校としては、今後、LINEの利用を一切禁止したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 学校でも指導してまいりますが、ご家庭におきましても、お子様の携帯電話をチェックしていただき、LINEに登録していれば、LINEを削除していただきたいと思います。 なお、今後、LINEを利用したことがわかった生徒は、学校の方でも指導いたします。 LINEによるトラブル防止のためですので、ご協力のほどよろしくおねがいいたします。
この話題を発見したのはこのサイトがきっかけです↓
・LINEを禁止にした学校があると話題、文科省の「犯罪行為に当たるいじめの具体例」ネットの例は役に立つのか
**また大人が子供を縛るのか!こんな変な決まり、意味あんの!?**という意見をネットでよく見ます。
個人的にも、まるで**「こんにゃくゼリーは喉に詰まるから発売禁止!」という騒動をを思い起こす**ような内容に思います。
学校側がLINEを禁止する意味
ありますよ!大いにありますよ!
LINEでの文字のコミュニケーションでのトラブルが、今の子供達の中で増えているのは事実なんです。
大人でもコミュニケーションに行き違いが生じるんですから、子供にも同様の問題が起こっていることを想像することは容易です。
そんな時代に、学校が何も対応しなかったら、学校側の管理責任が問題とされるじゃないですか。
この文書を配りさえすれば、学校側は問題に対して対応した。という事実があることになります。
(対応の内容は置いておいて)
すると、生徒間のトラブルがLINEで起こったとしても、
学校側は「学校全体でLINEを禁止しているにも関わらず、生徒がLINEを利用したという問題行動を起こした」と言えるんです。
臭い物には蓋をするという考え方に近いものがあります。
が、日々の対応に追われ、人々の想像以上に過酷な教師の仕事に、
「LINEの指導をする」を追加することはとても困難です。
コミュニケーションに行き違いが生じることは、仕方のないことです。
想いがぶつかる思春期ではよくあることです。
それがLINEのチャット上で起こっているだけです。
とても根が深い話です。話し方、人の意見の捉え方、物の見方、考え方。
LINEでの問題を解決するということは、これまで生きてきた人生で
親から受け取った言葉や考え方、友達から学んだコミュニケーションの難しさを、
全て解決して、問題を無くすということですから。
となると、学校側は、全面に禁止することこそが、トラブル発生を逸早く食い止めることができると考えるわけですね。
納得できませんか?
個人的には、理解はできるが・・・・。が一番近い考え方です。
LINEを禁止することが、トラブルをなくす為の近道だと考えた学校は、
それだけLINE上のトラブルが多かったのでしょう。
LINEを全面禁止にすることで、LINEでのトラブルはなくなる
という考え方です。
適切な話し合いの場が必要であると、強く感じます。
2013年7月24日更新
LINEでデマ情報が拡散中
またか!と思いますが、なんと今回拡散があったのは、これです↓
18歳未満はLINE禁止
18歳未満は秋からLINEの利用が禁止されるという情報が出ていますが、事実ではありません。昨年12月からID検索機能の利用のみ制限を開始していますが、その他の機能は通常通り利用可能です。ID検索機能制限の詳細はこちらです http://t.co/0RL3nOeQ7w #LINE
— LINE公式アカウント (@NAVER_LINE) July 24, 2013
中高生の皆さん、ご安心ください。LINEは多くの中高生が使うツールなので、 LINE Corporationが手放すはずがありません。 しかし、LINEとしては非公式掲示板等でIDを交換することでの 未成年のネットの出会いを制限しています。 適切なルール作りはこれからも必要となってくるでしょう。