2018年7月18日には、突然MacBookProの2018年モデルが発売を開始した。
MacBook Pro – Apple(日本)
第8世代のIntelCPUと、最新グラフィック、埃対策が施されたキーボードは大変魅力的だ。
だけど、まぁお高い。僕が購入したいモデルはメモリ16GBでSSDが512GBでUSキーボードだもんだから、30万近くしてしまう。これは趣味としては本当に高い買い物だ。
2018年8月現在、僕の所有しているMacはiMac2010 21.5インチモデルと、MacBook12インチ2016だ。そのままそれぞれ使っていたら特に不満はなかったのだが、「BDM4350UC/11」という4k43インチディスプレイを購入してからというもの、現状のMacの構成に不満が出てしまった。
iMac 2010でも4k解像度(3840×2160)30Hzで外部ディスプレイに出力できた | さおとめらいふ
iMac2010は8年前に発売された初代Corei系が搭載されている。USBも2.0だ。ただし、メモリは16GBまで増やし、CPUもi7に換装した。ウェブブラウジングくらいならまだまだ使える(と思っている)。
これでまだ戦える!iMac 2010のCPUをCore i3からi7に換装した | さおとめらいふ
しかしこのiMac2010では、4kディスプレイに4kの解像度(3840×2160)とリフレッシュレート60Hzで満足に表示できなかった。MacBook12なら、USB-CポートにDisplayPortに変換するアダプタを取り付けることで、表示することはできた。でも、ブラウジングだけで精一杯で、動画再生も満足に行うことができなかった。
そんな時、macOS High Sierra 10.13.4からThunderbolt3で外付けのグラフィック(eGPU)が使えるようになった。
Mac で外付けのグラフィックプロセッサを使う – Apple サポート
Thunderbolt3はUSB-C端子の形をしている規格。CPUの性能には特に不満はなくても、4kディスプレイや動画編集や仮想通貨のマイニングなど、グラフィック性能を必要とする作業が現場のMacでは厳しいなぁという問題を解決するためには打って付けの策だと言える。
ちなみに、新型MacBookPro2018のレビューを見ると、Thunderbolt3端子が少し固くなったようで、ケーブルが抜けにくくなっているそう。これに関してはeGPUなどを接続して作業している際に、うっかり抜けてしまう事故を防ぐためではないかという意見が濃厚だ。
コネクタを拡大表示してみると、MacBook Pro (2018) のThunderbolt 3コネクタの内側ピンの側面に金属が追加されていることが確認できる。 おそらく何度も抜き差しを繰り返すうちに、内側ピンが摩耗し抜け易くなるのを防ぐ仕組みだと考えられる。
by MacBook Pro (2018) レビュー Thunderbolt 3ポートが抜き差しにくい? – ITmedia NEWS
このeGPU対応、まさに僕が求めていたものだ。今後は、Thunderbolt3対応のMacが重宝されるだろう。CPUの性能が数倍に成長するには時間がかかりそうだし、進化するGPUは後から外付けにすれば良い。つまり、Thunderbolt3対応のMacはある程度の延命が可能だということだ。
2018年8月現在のThunderbolt3対応のMac
ここで1度、現在(2018年8月時点)で販売されているMacの中でもThunderbolt3端子が搭載されているモデルをおさらいする。
MacBookPro 2016〜2018
MacBookProは2016年モデルからThunderbolt3端子を搭載してきた。2015年モデルと比べると、MacBookAirほど薄くなったモデルだ。
ただし、MacBookProの2016年モデルと2017年モデルのキーボードには構造的に埃が入ることでキーが反応したりしなかったりという不具合を抱えている。
MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム – Apple サポート
中古で2016年モデルや2017年モデルを購入するのも狙い目かもしれないが、10万を軽く超える。それなら最新である2018年モデルを購入する方が良いと思われる。
ただし、最近になって2018年モデルのキーボードでも、スペースキーの不具合が一部ユーザーで確認されているらしい。これについてのApple社の公式回答は現時点ではまだない。
MacBook Pro 2018にスペースバーの問題が報告されています | 酔いどれオヤジのブログwp
それでも、メインマシンとして自宅でも外出先でも活躍してくれるMacであることは間違いない。
ああ、MacBookProいいなぁ。欲しいなぁ。
どなたか出資してくださらないかしら。
iMac 2017,iMac Pro
iMacは2017年モデルが現段階で最新モデルだ。この2017年モデルにはThunderbolt3が搭載されているので、eGPUが利用できる。iMacは2016年に発売されたモデルは存在せず、1つ前の世代となると2015年モデルとなる。iMacの2015年モデルはThunderbolt2端子が搭載されており、Thunderbolt3には非対応だ。そのため、2017年より前のモデルのiMacではeGPUは利用することができない。
ちなみに、eGPUを使う前提であるならば、iMacの21.5インチモデルの非Retinaモデルが、Thunderbolt3搭載Macの一番安いモデルとなる。このモデルなら114,800円(税別)で購入できる。ただ、そこに22000円ほど上乗せすると4kディスプレイとなるので悩みどころではある。
とにかくThunderbolt3搭載の安いMacが欲しいなら、この辺りのモデルが良いかもしれない。ただし、iMacはデスクトップ型なので環境を外部に持ち出すことは困難だ。
それと、噂によると2018年モデルとしてそろそろ更新されるのではないかという話が出ているらしい。
ならば現時点でこれを購入するのは得策ではない。様子見が良いだろう。
iMacProは・・・、最小構成で50万を超えているが、これもThunderbolt3搭載機だ。8コアのXeonにECCメモリ32GB、1TBのSSDがデフォルト構成・・・、恐ろしい子。そりゃ金があるならこれ買っときゃ間違いないんでしょうよ。
以上が現在存在しているMacの中で、Thunderbolt3に対応しているモデルだ。
噂に出てくる新型Mac
ここ最近になって、10月の新型iPhoneの発表に合わせてMacも更新されるんじゃないかという噂が出てきている。毎年のことなのであまり驚かないが、そろそろだろうなぁという感覚はMacユーザーは誰もが思っていることかもしれない。
とりあえず現在出ている噂をまとめた。
エントリークラスのMacBook13インチ
Apple is scheduled to roll out its entry-level MacBook series featuring Intel’s 14nm Kaby Lake processor in September’s product launch conference. The model is expected to be priced at US$1,200, according to industry sources.
by Apple to roll out entry-level MacBook in September
1200ドル(約13万2500円)のエントリー版MacBookProが発売されるという噂が流れている。KabyLakeのCPUということは、第7世代のアーキテクチャ。2018年版MacBookProは第8世代のCoffeeLakeが使われている。
それと気になるのは、Thunderbolt3なのかUSB-Cなのか、搭載される端子はどっちだ?ということ。これが明らかにならない限りは購入の候補にすべきではないかもしれない。
まぁ、4kだのeGPUだの言っている人は、大人しくPro買っとけっちゅーことか。
Mac mini 2018
Schiller: “On that I’ll say the Mac Mini is an important product in our lineup and we weren’t bringing it up because it’s more of a mix of consumer with some pro use. … The Mac Mini remains a product in our lineup, but nothing more to say about it today.”
by Daring Fireball: The Mac Pro Lives
Several Mac updates including chip upgrades for the MacBook, MacBook Pro, an iMac with “significant display-performance upgrades”, and finally the Mac mini
by Kuo: Apple planning 11″ iPad Pro, Mac mini update, 1.57″ & 1.78″ Apple Watch, AirPower for fall | 9to5Mac
あまり大きく報じられていないから、望みは薄いかもしれない。噂レベルでささやかれているMac mini 2018は、現時点で本当に発売するのかどうか、誰にもわからない。
メールで「重要な商品だ」と回答しようとも、「2018年モデルが出ます!」という回答にはならない。
ただ、発売するならThunderbolt3端子は世代的に間違いなく搭載されるだろう。
性能も上位モデルを購入するにしても、これまでの価格帯を考えると10万円台で済む。ディスプレイもマウス(トラックボールやトラックパッド)もキーボードも既に用意してあって、本体をアップグレードしたいという自作PCユーザーとしては大歓迎な機種だ。
MacBookProを購入するための認可が嫁から下りなかったら、大人しくこれを買おうと思う。あくまで発売されたらの話。
Macminiが今年中に出る噂が出回る
Retina laptop, pro-focused Mac mini desktop coming this year
by Apple Is Said to Plan Revamped Low-Cost Macs to Ignite Sales – Bloomberg
なんと、ここで期待していたことが現実になりそうな予感がしてきた!これは・・・どうなるんだ・・・・!!
今が一番楽しい!・・・のか?
自作PC談義に花を咲かせる友人がいるのだが、その友人曰く「あーだこーだ考えている今が一番楽しいんだよ」だそうだ。
気持ちは分かるけど・・・・、やっぱり新しいMacが早く欲しいぞ。
どれを買うのかは、今の時点では何にも言えない。とにかく噂が出ているものが、どこまで本当かどうかを確認したい。
どのMacを購入するのかは、判断材料が増えてからが良いだろう。