バーコード決済の普及やiPhoneにクレジットカードを内蔵できたことで、僕はもうほとんど現金を使わなくなりました。そして次第に財布そのものをあまり持ち歩かなくなりました。
しかしここで、病院の診察券や保険証、運転免許証などがまだ財布に入れてあり、それらをどうやって持ち歩くのかという問題に直面しました。
iPhone 16 Pro Maxを購入した2024年には、この問題を解決するために、初めて手帳タイプのケースを購入しました。
これはこれで素晴らしいケースで、手帳部分とiPhone部分が分離できて、しかもiPhoneのケース部分はMagsafeにも対応しているので、取り外したら普通のケースを装着したiPhoneを使っている感覚でした。
ただしこれも直接的な解決にはなりませんでした。普段は手帳部分を鞄のポケットに入れていたんですが、土日に手ぶらで出かけようとすると、どうしても免許証などが入れてある手帳部分を忘れそうになってしまいました。
手帳型のケースはiPhoneを使うその瞬間は、どうしても手帳部分が邪魔だなと思ってしまいます。かといって、カード類と一緒にiPhoneを持ち運べるのはかなり便利です。ただ、ズボンのポケットに手帳型のケースを取り付けたiPhoneを、しかもPro Maxを入れるのも、ちょっと大きさと重さを感じるので現実的ではありませんでした。
今回、iPhone 17 Pro Maxの購入に合わせて、これらの問題を解決する次の策を講じるために用意したものを紹介します。
MOFT 8-in-1多機能スタンド- MagSafe対応
スマホやタブレットの折り畳みスタンドとしての地位を確立したMOFT、その中でもMagsafeに対応していてカードが2枚入るスタンドを買いました。Amazonのセールで5424円でした。
僕はもう2025年6月に免許更新を行い、マイナンバーカードに一本化しました。2025年の時点ではまだiPhoneの中に運転免許証を入れる機能が未実装なので、車を運転する際はマイナカードを持ち歩く必要があります。

なので、カードを収納しつつ、スタンドになれば良いなと思ってこれを選びました。割と快適です。普段は動画視聴のためのスタンドとして。そしてiPhoneの画面を常時表示しておくことで、PCでの作業中にもその横ですぐiPhoneにアクセスできる環境が整いました。
ただしこのスタンドを買ったからといって、油断はできません。僕にはまだ「このMOFTスタンドを忘れたまま車に乗ってしまう可能性」が残されています。
この問題の解決に向けて、更なる策を講じるのでした。
Magsafe対応キーホルダー
これこれ、こういうのを探してたんですよ。

このMagsafeの形をしたリングは何かというと、Magsafeアクセサリに装着するタイプのキーホルダーです。
MagsafeはiPhone本体側とアクセサリ側で、それぞれ極が異なる磁石が入っています。このキーホルダーは、言わばiPhoneと同じ配列です。なのでこのキーホルダーそのものはiPhoneには使えません。Amazonのレビューに「磁力が弱くて全然つかなかった!」みたいな内容があるのは、多分iPhoneにくっつけたかったのでしょう。そっちじゃないから。
そうじゃなくて、これはiPhoneに取り付けるMagsafeアクセサリに装着するタイプのアクセサリというわけです。
この2つを合体!
だから、こうします。

MOFTのMagsafeスタンドにキーホルダーをくっつけました。このMOFTのスタンドには運転免許証移行済みのマイナンバーカードが入れてあるので、車の鍵と一緒にカードも持ち歩けます。これでもう免許証を忘れません。
特にMagsafeアクセサリを複数持っていて場面に応じて使いまわしたり、ワイヤレス充電などを理由に取り外す場合に有効だと思います。僕自身は運転免許証を車の中に入れることも考えたんですが、妻の猛反対により断念しました。そりゃそうか。
なぜ人は忘れ物をしてしまうのか。それは、決して意志の力が弱いからではなく、その人に合った”忘れないための仕組み”がないからです。その仕組みが無意識レベルで構築できないのなら、それはもう意識・無意識の外にある仕組みで解決するしかありません。
車を運転する際の免許不携帯を防ぐためには、鍵と一緒に免許証を持ち運べば良いわけで。一緒にというなら、磁石でくっついていたら良いということです。
ただまぁ1つだけ不満があるとすれば、このMagsafe磁石内蔵リングキーホルダーで1500円は、ちょっと高いかな。記事執筆時点では他の選択肢がないのでこれを買うしかありませんが。
近頃財布を持ち歩かなくなったが、手帳型ケースにいろいろと入れるとiPhoneの携帯性が損なわれるし。そんなお悩みの方の、解決策の候補になれば幸いです。