情報整理が好きで、タスク管理が好きで、手帳が好きで、大学生時代に超整理手帳(A5サイズにカスタマイズ)からの超整理法に出会い、Evernoteを使ってきました。
毎日ごりゅごキャストを帰宅中に聞くことが日課、週末には佐々木正悟さんが配信する「のきばトーク」を必ず聞いています。
https://anchor.fm/s/2e56f6c/podcast/rss
https://www.youtube.com/channel/UCGkCXUzUm5y_lmIZsiOumww
そんな環境の中、最近やたらと聞く「Scrapbox」というサービス。「.io」というよくわからないトップレベルドメインと、iPadからはあまり使い勝手が良くないウェブサービスということもあって、登場当初は嫌煙しておりました。
でも、それがダメだった。まずはとにかく使ってみよう。そのチャレンジが大事なのだと今回思い知らされました。
Scrapbox、超気持ちいい。
倉下忠憲さん著『Scrapbox情報整理術』
8月下旬に、この本の出版記念イベントが東京で行われました。ほんと、どれだけ参加したかったことか。まじで行きたかった。家庭の事情で都合がつかなかったのと、気がついた時には定員オーバーだったことが原因でした。
名古屋でも同じイベントを開いてほしい。名古屋ライフハック研究会が活動を事実上終了して以来、名古屋では知的生産とか情報整理とかの集まりがほぼ存在しない。文房具朝食会という名前の会が存在しているものの、1回の活動の定員が10名ほどなので、需要と供給が合ってない。
でもとりあえず、この本を実際に読んでみないと!と思って、まずはKindle版を購入しました。発売当初はKindle版が出ておらず、いつかKindle版が出た時に買おうと、ずっと待っていました。
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出版記念イベントには、タスク管理やタスクシュート、たすくまなどでお馴染みの佐々木正悟さんも来ていたり、アウトラインの本を何冊か出版しているTakさんも登壇していたとか。ほんと鼻血が出るほど興奮するイベントだったそう。
ちなみに当日にほぼ実況レベルで内容をつぶやいてくれた方がtwitterでいらしていたので、そのまとめが本当に素晴らしい。
https://twitter.com/i/moments/1033705226316861441
これを受けて、ここ数日はScrapboxをこんな感じに活用しています。
用途1:授業に使う教材作成
内容的に教科がわかってしまうとは思いますが、2学期に入ってから、授業で扱う教材をScrapboxにまとめています。以前はPowerPointでスライドを作っていましたが、Scrapboxにプレゼンテーション機能があったので、じゃあこっちでいいじゃんという感じになりました。
パワポのスライドを生徒に見せていた時に感じたのが「あのスライドの3枚目だけ、今だけ説明のために見せたい!」みたいな事が起こった時、ファイルを開かなければならないという手間がありました。Scrapbox上でプレゼンしているなら、リンクをクリックすれば良いだけでした。そして、その「今この話のついでに話しておきたい関連知識」などは、リンクで勝手に繋がっていることが多かったんです。これは自分でリンクを設定したこともあれば、Scrapboxが勝手に繋いでくれたこともありました。何気なくScrapboxに情報を入れ始めて、これはヤバいぞと思った瞬間であり、情報爆発を受け止めてくれる唯一の存在だと確信したんです。
ちなみにこの授業用Scrapboxは、テスト週間になったら生徒にも公開しようと考えています。それで子ども達の授業内容に対する理解が進むのなら、喜んで活用して欲しいところです。
用途2:デイリータスクリスト
教育現場では、まず朝、教室に行く前に職員の打ち合わせがあり、そこで出た連絡事項を生徒に伝えます。内容を聞きながら手書きでメモを取るか、黒板やホワイトボードに既に書かれたこともあるので予めメモをしておくことで聞き漏らしを減らします。
Scrapboxを使うようになってからは、その日の日付のページをまずは作成し、そこに打ち合わせ事項を入力しました。当然ながら、書くよりも早いのでめちゃくちゃ楽。なんで今までこれを手書きで書かなければならなかったのか。と思うほどです。
数年前にこれと同じことをEvernoteでやってはいたんですが、Evernoteは同期のタイミングが最短で5分なので、打ち合わせが終わってから教室に移動するまでに同期が終わらないこともありました。この状態では、朝のSTで情報が正確に伝わらない可能性が出てくる不安もあって、手書きに戻していました。
打ち合わせでメモした内容以外にも、仕事の最中に考えた事、突然降ってきた割り込みタスクなども全部デイリーのページにメモしていきました。もし追記すべき内容が膨らんだら、その部分を選択して新しいページに移行しました。こうすることで、「この考えを発想したのが何月何日なのか」ということもわかるようになりました。
また、その日に行うタスクに必要な知識が書かれたページが、リンクで繋がってすぐ読めるようになっている。これも気持ちいい。
アイディアを発想したりまとめたりするのに、マインドマップを使っていた時期もあったんですが、今思うとマインドマップは発想することはできても、そこで出したアイディアを他の知識に繋げたりすることが苦手なんですよね。だってマインドマップ同士を繋げることが事実上不可能だから。マインドマップをずっと使っていると、以前他のマインドマップにも書いたであろうアイディアなどが再登場することがあるんです。でもそれって、労力の無駄だと僕は思っていて、Scrapboxではそれがほぼ起こらないだろうとも思っています。Scrapboxなら、1度考えた内容、つまりページに書いた内容を再利用することが容易で、関連する内容としてほぼ確実に提示してくれるからです。いつまで経っても答えが出ないような「悩む」という行動は、人間は何度も同じ事をやってしまう傾向にありますが、Scrapboxを使って「思考」をまとめることで、過去に考えたことを引き出すことが簡単にできるようになった以上、同じことを考える必要がなくなりました。これからは、ずっと同じ事を考えていた時間分、他のことにリソースを割くことができるようになりました。
Scrapbox非公式iOSアプリ『Porter for Scrapbox』
iPhoneからScrapboxを使う場合、ブラウザからのアクセスが考えられますが、カーソル移動ができないのでマジで使えない。
しかしこの問題は、公式も把握済み。iOSの仕様上どうしようもないらしいです。
そこで見つけたのが非公式アプリ。これはiPad上で起動してもカーソルキーが使えるため、まじでありがたい。
しかしながらこのアプリ、iPhoneレイアウトにしか対応していないので、iPadで起動するとiPhoneアプリを拡大して使用することになってしまう。
iPad対応の要望を開発された方も把握してはいるものの、iPadを所持していないという理由があるために開発できないらしいです。
ちなみに僕のiPadを貸すという提案も、バージョンを上げる度に実機テストをする必要があるために没となりました。これは・・・、それこそクラウドファンディングで資金は集まるんじゃないかと個人的には思います。iPad版のアプリを有料版で出すのと、資金を提供してくれた人はそれが無料。みたいな条件でやってくれないかしら。
ご提案はとてもありがたいのですが、アップデートのたびに実機でのテストが必要ですので、やはり自分で所持しているものでなければ難しいです。
— しかさω (@four_or_three) 2018年9月5日
まだまだScrapboxは熱い!
ほんと、これはまじでやばい。Evernoteは総合アーカイバで情報の墓場。手書きのノートは即効性はあっても他に活かしづらい。やっぱりこれからは情報はデジタルで保持していたい。そんなモヤモヤを晴らしてくれたのがScrapboxでした。
名古屋でScrapbox活用イベントを誰かやってくれないかなぁ。
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