2018年末にScratch3というバージョンがリリースされました。今年である2019年中にはScratch3のiOS版がリリースされると言われていますが、6月10日現在ではまだ公式アプリがストアに登場していません。
今回は、そんな今でもiPadでScratchプログラミングを実現するための非公式アプリを2つ紹介します。
Pyonkee(ピョンキー)
Scratch1.4をベースに移植されたiPadアプリです。Scratchのあの猫のキャラクターではなく、蜂?か何かのキャラクターが出ています。
AppStoreでScratchで検索すれば出てくるので探しやすいかと思います。
ピョンキーの良いところは、ただ移植しただけではなく、iCloud Driveに対応している点です。バージョンさえ合わせれば、iPadで作ったプログラムをPCで開くことができ、逆にPCで作ったプログラムをiPad上で開くことができるようになります。
ただ、バージョンが1.4ベースだというところがネックで、新しいバージョンで追加された命令やブロックなどはありません。小数点以下を切り捨てるっていうブロックが無かったりします。
それでもScratchのブロックが指で触れる感動があり、使いやすいアプリです。
Scratch Tutor
なんとも言えないほどの怪しい感じの絵です。が、これはScratch3がiOS版として非公式に移植されたアプリです。
家のアイコンをタップして、「+」をタップすると、
なんとScratch3の画面が出てきます。勿論日本語にも対応しています。
保存ボタンが左上にありますが、画面中央のテキストボックスに名前を入れると、その名前で保存されます。
しかしこのアプリは、アプリ内の保存しか対応していません。共有ボタンも用意されているものの、まだ機能が実装されていません。
感想:まだピョンキーの方がましかな
1.4のブロックに僕が慣れ親しんだこともあって、まぁピョンキーの方がiCloudに保存もできるし良いかなと現状では思います。
しかし、2つ目に紹介した「Scratch Tutor」というアプリ、AppStoreで表示される名前は「Scratch Stdio」なのに、検索する時には「Scratch Tutor」と入力しないと出てこないのが妙です。tutorialならわかるんですけどね、そこまで入力して検索しても出てこないんですよ。
とはいえ、バージョン3がiPadで動くアプリは、2019年6月現在では、Scratch Tutorしか存在しません。
iPadのローカルだけでサクッとプログラミングするなら良いんですが、データのやりとりができないのがネックです。