スクールプランニングノート2022年版が発売されました

僕が愛知県の教員採用試験に合格して新任として働き始めたのが2015年。『教師のiPad仕事術』の序章にも書いた通り、初任研&サッカー部&時間割変更係で精神が病むほどに心が消耗しました。

教員用の手帳って、何かないだろうか・・・。と考えて、ネットで検索していて出会ったのが、スクールプランニングノートでした。
実際に使い始めたのは、翌年である2016年からです。
授業のこと、クラスのこと、面談で話したこと、保護者と話したこと、なるべく全てを書き込んでいきました。

毎年のことではありますが、スクールプランニングノートの2022年度版が発売されたので紹介します。

2022年度版の特徴

スクールプランニングノートは、デザインとしてはほぼ完成の域に達していると僕は思っています。
それでも、なんとか使っている人のために良くしていきたいという学事出版の思いによって、毎年改良が施されています。

Pタイプ(校長向け)が登場

管理職タイプとしてMタイプというのが以前からありましたが、今回から校長先生向けに特化したバージョンがA5サイズで登場しました。

Mタイプ、つまり実質教頭先生用のものとの違いは、スケジュール管理に特化したところです。
学校全体を見渡し、常に先の見通しを立てなければならない立場の先生が未来を見据えた決断をするために必要なスパンのスケジュール管理ができるようになっています。

立場が変わると手帳のレイアウトも変わります。これまでの管理職用のMタイプとも違ったレイアウトで、しかもA5サイズというのも特長的です。
出張が多いことも配慮した大きさです。

これがPタイプの週間計画表です。日付が縦に並んでいる週間レフトです。左側のページは午前と午後に分けてもいいし、独自の活用法を見据えて、敢えて項目名などを取っ払っています。

で、これが月間計画表です。左側は学校で配られる年間行事予定表のレイアウトに合わせて、切って貼れるようになっています。
右側は一般的なカレンダー表示にすることで、1ヶ月間の流れをイメージしやすくなっています。
月曜始まりなのも学校で働く教員として嬉しいところ。

立場が上な人ほど、月間や年間でスケジュールを考える必要があります。僕みたいな現場で働く教諭は週間が重要だったりしますが、Pタイプでは敢えて現場感を取っ払い、職務に特化しているわけです。

従来のタイプは軽量化&背表紙強化

写真は適当に。週間計画表を。

これまではレイアウトやフォントが改良され続けてきましたが、今回はそこまで大きな変化はありませんでした。
スクールプランニングノートはこれまで、Facebookグループやハガキを通して、ユーザーからの要望に答えてきました。もちろん全ての要望に対応したわけではありませんが、製作者とユーザーとのコミュニケーションによって、ここまで改良が加えられてきました。

冒頭でも書きましたが、ほぼ完成の域に達していると思います。

で、今回の2022年版では、使われている紙の素材が変更されました。
スクールプランニングノートのFacebookアカウントでの発表によると、色がやや青みがかった白に変更され、従来の紙よりも軽いものになったそうです。

僕が触った感じだと、従来のものよりも、ツルツルした紙質だなって思いました。試し書きをしたわけではないので書き心地については来年度わかることにはなります。
GIGAスクール構想によって、普段の荷物にタブレット端末が加わったため、教室まで持ち運ぶ持ち物が多くなりました。その中でスクールプランニングノートが少しでも軽くならないかという試みで紙質を変更したと、Facebookアカウントでは情報発信されていました。

また、ビニールのカバーを取ると出てくる背表紙が少し厚くなりました。
これは以前から手帳カバーなどに入れた際、使っているうちに背表紙が中で折れてしまうことがあったので、その対策としての強化です。

僕もSMARTFITというB5ノートカバーを愛用していますが、最初の頃は背表紙が変なところで折れて中身がノートカバーから飛び出ることがありました。
それ以来、年度はじめには養生テープで強化することが恒例行事となりました。来年度はテープを貼ることをやめてみようかしら。どれくらい丈夫になったのか、様子を見てみようと思います。

人それぞれの使い方を受け止めてくれる手帳

僕から見てスクールプランニングノートは、先生方に自分の使いたいように使ってもらえるカスタマイズ性の高さが最大の特徴だと思っています。
こういう使い方がある、ああいう使い方がある。それぞれの使い方を受け止めてくれる懐の大きさがあります。

手帳って、個人の脳をブーストさせる、いわば能力を拡張するための道具だと僕は考えています。
ならば、人それぞれ自分に合った手帳の使い方があるはずです。
他社の教師向けの手帳だと、「こう使え!」「これが最強なんだ!」「有名なあの人も使っている!」みたいな、作り手が使って欲しいような謳い文句のものがあります。
あれはあれで、自分の使い方に合うならそれでも良いなって思いますが、どうしても画一的な使い方になってしまったり、思想の押し付けみたいに思えてしまうんですよね。

それよりも、好きに使って良いんですよ。使いたいように使ってください。あなたの手帳なんですから。みたいに、「自分はこうやって活用したいんだ」っていう思いを受け止めてくれる。そんなスクールプランニングノートの思想に僕は感銘を受けました。
だから6年間も使い続けることができました。

今となってはスクールプランニングノートの公式アンバサダーに就任しているので、こうしてブログ記事を書いたり、イベントに参加して、もっとこの手帳の愛用者が増えると良いなと思って活動をしています。
2015年の自分のような存在がどこかにいたら、手帳1冊で救える人生があるんだよって伝えたくて。

これは、先生のためのノートです。
一日中、教室から教室へ
気づいたら夕方になっている
そんな先生のためのノートです。
一日、一週間、一ヶ月のプランニングはもちろん
日々のかんたんな日誌として
プリント・資料のスクラップノートとして
あなただけの使い方を見つけてください。

スクールプランニングノートを開いていくと、目に留まる文章です。多忙だと言われている学校の先生に対しての労いの言葉が、まず目に入ってきます。

昔と違って、授業だけをやれば良いという時代は終わりました。これまでは考えられなかったようなことも、今は仕事としてやらなければなりません。
これからの時代をなんとか生き抜こう。それを応援してくれるのがスクールプランニングノートです。

仕事が苦しい、毎日がしんどい。そんな先生方に使っていただきたい、おすすめの手帳です。

公式ガイドブック2好評発売中

自由に使えって言われても、実際にどうやって使えば良いのかわからない。
できれば、他の人がどうやって使っているのか、具体的な使い方事例を見てみたい。
スクールプランニングノートに使えるおすすめ文房具って何があるんだろう。
そんな声が多く要望として上がり、公式ガイドブックが発売されてから3年が経ちました。
GIGAスクール構想も始まり、紙の手帳の使い方も変わったのではないかということも考えられ、完成したのが公式ガイドブック2です。

アンバサダー対談として、僕の顔もばーんと載せられています。しかも最初の特集に。
あの写真で良かったんだろうか。スクールプランニングノートよりもHHKBの方が手前にあるやん。
そんなツッコミもあるかと思いますが、それ以上にいろんなベテランの先生方が執筆されたコラムもある、おすすめのガイドブックです。

こちらも是非手にとっていただき、多くの先生方の活用法をご覧いただきたいと思います。

この記事を書いた人

魚住 惇

高等学校教諭で『教師のiPad仕事術』の著者。 AppleTeacher、スクールプランニングノート公式手帳達人、相棒はHHKB HYBRID Type-S 白無刻印、HHKBケーキの人。コーヒーは生豆から焙煎。Podcast「さおとめおとらいふ」始めました。

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