スクリーンショット 2015 03 16 12 36 58 (https://twitter.com/botti184/status/556838535332757504/photo/1より引用)

こんにちは、ジュン@jun3010meです。

先日、「アッコにおまかせ」という番組のスタッフの対応が話題となっていました。

番組内での大塚家具の図表

大西 宏のマーケティング・エッセンス : 和田アキ子の番組って酷いね

このリンク先は、コア・コンセプト研究所代表取締役の大西宏さんという方のブログです。
どの記事も勉強になります。

で、上記リンクのページでは、番組のスタッフさんとのやりとりが
書かれていました。

問題となったのはどの部分か

一番のポイントは、ここでしょう。

1点、グラフの表なのですが、こちらで縮尺等、放送的にわかりやすく調整させていただく可能性もございますが、問題ございませんでしょうか?

大西 宏のマーケティング・エッセンス : 和田アキ子の番組って酷いね

テレビ局側の人間が、使わせてもらうグラフの印象、見え方を操作する可能性を示唆している点です。

というか問題があるのかないのかを聞いている時点で、
グラフの見え方を変えることが情報操作であることと、
見え方が違うことで、事実を正しく報道せず、
番組側としてもって行きたい方向性がある
ということを宣言していることと等しいですね。

大西さんも、ブログの文面からして、
この部分で呆れている様子です。

テレビ番組での印象操作は割と良くある

テレビ番組では、主にグラフの見せ方を変えることで、
印象操作を行うことが、よくあります。

結構有名なのが、これ↓

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世代別の懲戒処分者数のグラフです。
まず言えるのが40代と30代の人数が同じであること。
のはずなのに、30代を占める割合が高い印象を受けます。

そして、文字の色まで変えている10〜20代が97人という数字。
年代の分け方がおかしいですね。

10〜20代ということは、10代と20代の合算であるはず。
ということは、40代と50代を合計した172人と比べるべきではなかろうか。

と、僕は思うんです。

そして、次に紹介するのが、こちら↓

一見、増減が激しいグラフのように見えますが、
グラフの左部分、縦軸の最小値が0ではない
というところがポイントです。

差の激しい部分だけを切り取って拡大すれば、
大げさなグラフに仕上がるでしょう。

しかし、縦軸の最小値を0に設定したグラフを見てみると↓

ほとんど変化が見られないグラフとなりましたね。
同じ数値を使っているはずなのに、
グラフの見せ方を変えるだけで、
こんなにも印象が変わってしまうんです。

メディアは、この様な手をよく使います。

視聴者は情報をどう受け止めるべきか

ほぼ全てのメディアが情報操作を行っていて、
どれも事実と違う。という世界になってしまったら、
もう何も信じることができなくなります。

それではキリがありません。

ポイントとして言えるのは、
「全て信用できない」まで考えるかは個々人の自由であるとして、
「この番組ではこういう表現をしていたな」くらいの印象が良さげな感じがします。

あとは、情報操作が起こりやすいグラフなどに注意することが大切です。
特にグラフの軸と、円グラフの中心点、立体グラフ
などが要注意です。

おわりに

[speech_bubble type=“In-flat” subtype=”R1″ icon=”wch200.webp”]「この番組はこっちの方向に話をもって行きたいんだな」というのを考えながらテレビを見てみましょう[/speech_bubble]

全ての番組で常に考えながら見るというのは疲れてしまうので、
特にお昼の情報番組などで、本記事で話題にしていたことを
考えながら見てみることをオススメします。

1つ例を挙げてみると、ヒルナンデスに登場する芸能人のランキングとかね。
どの地域で調査し、何人に聞いたか出してませんよね。

つまりはスタッフが思いつきで考えたかもしれないグラフと思われても仕方ないよね。