こんにちは、ジュン@jun3010meです。
つい先日、32型でフルハイビジョンな液晶テレビ、ソニーのBRAVIAを買いました。
事の発端は、BENQの27インチ液晶ディスプレイの電源部分から煙が出たので、
「どうせならテレビも見れた方が良いじゃん!」っていう感じの買い換えだったんですが、
ネットに繋がる液晶テレビを使っていると、
今後のテレビの目指している先が何なのか、
分からなくなってしまいました。
(´・ω・`)
KDL-32W700B
まずは、買った商品の説明を。
今回購入したのは、ソニーのBRAVIAという液晶テレビで、
型番は「KDL-32W700B」というやつです。
僕がテレビに求めていた条件が、
・32型
・フルハイビジョン
というもので、32型だとあまりフルハイビジョンに対応していない
低い解像度ばかりだったので、
このBRAVIAが目にとまりました。
価格も5万円台で買うことができ、
ひとり暮らしの男の部屋にはピッタリな大きさです。
アンテナ分配器を買い忘れた!
実は、このテレビを実際に購入したのは、
1月2日だったんですが、
正月という時期もあって、店にはテレビの在庫がなく、
取り寄せという形となっていました。
店の予想では、メーカーの正月休みが終わってから
店に入荷するのが1月9日、自宅に届くとなると
1月10日くらいとなるだろう。
という話だったんですが、
予想よりも早く入荷したみたいなので、
1月8日に自宅に届きました。
そう。だからまだアンテナの分配器を買ってなかったんです。
(´・ω・`)
急いでAmazonでこのアンテナ分配器をポチって
テレビが届いた日の夕飯時に、無事に届いたのでした。
Amazonから分配器が届くまでの間、
このテレビはアンテナケーブルを挿さずに使っていました
つまり、テレビ放送を受信せずに半日過ごした
というわけなんです。
一見、困りそうな感じなんですが、
実は言うと、そんなに困らなかったんです。
テレビとネットの融合の形
ってなわけで、テレビ放送を受信する以外に、
テレビという製品を以下の感じに使ってみました。
PCのサブディスプレイとして使う
折角、HDMI入力があるのですから、
パソコンの画面として使っちゃいましょう!
というのがこれ。
パソコンの中にある動画や、音楽がテレビで楽しめるわけですね。
最近のパソコンにはHDMI端子が付いているものが結構あります。
ゲーム機やレコーダーの画面としてだけでなく、
パソコンのモニターとしても使えちゃうわけですね。
しかも、HDMI経由で音も出せるので、
パソコンの音楽もテレビのスピーカーで聴けるわけです。
最近のテレビって、そこそこ大きな音量で番組を楽しむように設計されているので、
音もそこそこ良いんですよ。
パソコン用の液晶ディスプレイに内蔵されているへなちょこおまけスピーカーよりも良い音が出ます。
今度からデスクトップPCを自作するなら、
液晶ディスプレイはテレビを使うという選択肢もあるんだなぁと、
本気で思いました。
ニコニコ動画をテレビで見る
最近、ニコニコ動画なんて見てもいなかったし、
初音ミクの歌もどんどん増えていって流行の歌にもついて行けない。
そんな感じに思っていたんですが、
BRAVIAにニコニコ動画を見る為のアプリが入っていたので、
ログインして見てみました。
メニューはまぁ、リモコンで動画を選んでいる時は、
結構重かったんですが、
テレビという大きな画面でニコニコ動画が流れて、
コメントも流れてくると、結構感動します
コメントはカクカクでしたけどね。
このテレビでニコニコ動画を見る
という行為が、未だに新鮮なんです。
中でも感心したのが、動画が終わったら、次の動画を自動で再生してくれること。
これの何が良いかって、
いちいち動画を選んで再生!という作業をしなくても、
同じカテゴリの動画をランキングの通りに流し続けてくれて、
動画を選ぶ手間が省けるんですよ。
つまり、「歌ってみた」というカテゴリ内で話題になっている動画を、
難しい操作無しでずっと再生しててくれるんです。
ヒット曲を追い続けることが面倒な僕にとって、本当にありがたい機能でした。
手のひらのYoutubeをすぐに大画面で見られる
この画面は、iPhoneのYoutubeアプリと、BRAVIAを連携する為の画面です。
これをやると、ChromeCastみたいに、iPhoneで見ているYoutubeの動画をテレビに表示できるんです。
「テレビでYoutubeかぁ、なんだかリモコンで検索ワードを入力するの面倒くさいなー」なんて思っていたら大間違い!
スマホで見ようとしていたYoutubeをテレビに出せる時代になったんですねー!
テレビでテレビ放送を見る以外の使い方が用意されている
上では長々と事例を出してみましたが、
個人的には本題はここだと思っています。
要はですね、テレビを買ったはずなのに、WIFI接続するだけで
ネットに繋がり、
テレビ放送以外のコンテンツである程度満足してしまったということが問題なんですよ。
テレビ放送を受信しなくても、
テレビは使えてしまう。役に立つ。
じゃあ、テレビ放送って、何なんでしょうね。
という話になるわけです。
ここで言うテレビ放送って何かというと、
「テレビ局が製作したコンテンツ」なわけですよ。
テレビ局が製作したのはあくまでコンテンツで、
今の時代は、テレビを買ってもテレビ局のコンテンツを受信しなくても楽しめてしまう。
消費者側に、選択の自由が生まれているんですね。
テレビでテレビ放送を見なくても、自分の映したいコンテンツを映して、
楽しめるようになっているんです。
つまらない物は見ない。興味の無い番組はテレビに映さない。
自分にとって興味のあるコンテンツを画面に映し、
楽しむことができる。
テレビ局にとって、これほど打撃を受ける革命はないでしょうね。
数年前から、「予算が削減されて、ひな壇に芸人を座らせて話すだけの番組は、果たして面白いのか」なんていう課題がテレビ業界にありましたが、
テレビでインターネット上のコンテンツが楽しめるようになったことで、
その課題に拍車がかかってしまったのではないでしょうか。
ニュースならYahooニュースを見れば大体の話は読める。
なら、新聞の記事に赤いアンダーラインを入れて、
読み上げて紹介しているニュース番組の存在意義は?
個人的にはそういった新聞の内容を分かりやすく伝える番組自体の否定はしませんが、
そのニュース番組を見なくても、同程度の情報を得られるのが今の時代なんですよね。
消費するメディアとして、テレビを見る人の割合が減ることは、
ネットや新聞など、メディアの種類が増えたことを考えたら普通のことです。
テレビ以外にも面白いコンテンツが充実する時代となった。
となれば、テレビ放送以外に楽しみを見つける人が増えても何ら不思議ではありませんね。
時代の流れとして、テレビはテレビ放送のコンテンツだけを楽しむデバイスでは、売れなくなってしまった。
新しい付加価値を付けない限りはテレビに未来はない。
そんなテレビの叫びが聞こえてきそうな感じでした。
感想
今の時代のテレビを買ってみて、
つくづく画面っていうのは、コンテンツを映す為にあるんだなぁと思ったのと、
そのコンテンツの選択がこれから増えつつあるなぁという時代の流れを感じました。
今後は、テレビ放送の形態そのものが変わりそうですね。
新しい考え方に、果たして人間はついて行けるのか。
自分も含めて、これからの時代を生きるのが楽しみです。
(`・ω・´)