身の回りの充電端子をUSB-Cに統一するために買ったもの

僕が普段使っているガジェットも、徐々にUSB-C端子のものが増えてきました。

今となっては、MicroUSB端子もLightning端子も自分にとってはレガシーでしかありません。できることなら、今後はこの2つの端子のケーブルは買いたくありません。

というわけで今回は、ここ数年かけて身の回りのものをUSB-Cに揃えてきたので紹介します。

統一すればPDの世界が待っているぞ!

USB-C、正式名称は「USB Type-C」と書きます。充電するための端子をこれに統一して1番恩恵を受けられるのが、USB PD(Power Deliveryの略)への対応です。

この規格に対応しているデバイス・ケーブル・電源(ACアダプタやモバイルバッテリーなど)を接続すると、高速で充電できるわけですよ。

この規格が無かった頃の20000mAh級モバイルバッテリーとか、残量ゼロの状態から一晩かけて充電しても、下手したら終わらないことがありました。モバイルバッテリーを使う時なんてのは結構緊急事態である場合が多いわけですよ。できたらぱぱっと充電を終わらせて、デバイス単体で使いたいものです。

PD非対応=終わらない充電地獄

僕の所有ガジェットで言うと、2016年に購入した12インチMacBookが初めてのUSB PD対応デバイスでした。あれから3年経った今では、iPhoneXSやiPad Pro 12.9 2018年モデルなども使うようになり、USB PD対応機器が増えていきました。

特に iPhoneやiPad Pro 12.9なんかは、付属の充電機器で充電するよりも、PD対応ACアダプタやモバイルバッテリーとかで充電すると、どえらい速く充電が終わるんですよ。

もう、付属のACアダプタは本気出して仕事してない。

僕のiPadの使い方がかなりヘビーなためか、平日のお昼ごろなんてもう60%を下回ります。午前中の授業に使ったり、空きコマで授業の準備のためにずーっとiPadを使っているからか、まるでバッテリードレインが起こっているかのように残量がもりもりと減っていきます。これはもう、外部電源なしじゃ耐えられない。

iPad Proの付属品はたったの18W

しかもしかも、iPad Pro 2018年モデル付属のACアダプタは一応PDには対応しているっちゃしているんですが、18Wまでしか出力してくれません。2018年モデルのiPad Proは45W充電まで対応しているので、普通に使っているだけだと実力の半分も出ちゃいないんですよ。特に僕が使っているiPadは12.9インチモデルなので、ディスプレイサイズがデカいからかバッテリーの消費量もハンパないわけです。18Wで充電しながらつかっていても、バッテリー残量が全然増える兆しが一向に見えてきません。

これはもう、だめだ。純正品なんかには頼っていられない。もっとパワフルな充電環境を整えなければ、快適に使うことなんて出来ない。

目標としたいのは、快適な充電環境を整えることです。iPad、iPhone、Apple Watchを常に使いながらも、バッテリー残量を気にしながら使いたくないんです。

あと欲を言うなら、ケーブルの端子を統一する。これこそスマートですよ。iPhoneとiPadを両方持ち歩いている以上、Lightning端子がないとあかんわけですが、せめてACアダプタやモバイルバッテリーに挿す側だけでもUSB-Cに統一できれば、USB PDの恩恵が受けられるわけですよ。

というわけで、集めに集めたUSB-C端子の小物をガシガシ紹介してきますね。

cheero Power Deluxe 20100mAh

cheeroのUSB PD対応モバイルバッテリーです。2018年6月に購入したものですが、2019年10月現在はもう販売していません。

今思えば購入できて本当にラッキーでした。4000円台で購入したかなと記憶していますが、この価格帯でPD45W出力対応というのがなかなかありません。

出力(放電)用のUSB-A端子と、入力(充電)用のMicroUSBに加えて、入出力対応のUSB-C端子が付いています。

本当に重宝しているのが、このバッテリー自体をPD充電できるということです。バッテリー自体の充電が本当に速いです。

一度この充電速度を味わってしまったら、他のバッテリーの充電が遅く感じます。

割とまじでもう1個欲しいと考えているんですが、売っていないのが残念です。

今となっては同じ性能のバッテリーは、RAVPowerのこれくらいじゃないかな。

Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery

MacBook購入と同時期の2016年から使っている、未だに現役のACアダプタです。寝室でiPadとiPhoneを充電するために使っています。

合計で60W出力で、USB-C端子だけだと30Wです。欲を言うとUSB-PDだけで60W出力して欲しかったなって今なら思っているので、何れは買い換える予定です。

Newmowa NP-BX1 充電器キット

ソニーの高級コンデジRX100シリーズのバッテリーを充電するためのバッテリー充電器+予備バッテリーのセットです。

非公式の製品なので、不安がある方は買わない方が良いですが、僕はバッテリーと充電器とのセットで3000円で買えるならいいなって思って買っちゃいました。

僕が使っているのはRX100M5Aで、カメラ本体の充電端子はMicroUSBなんですよ。端子の種類をこれ以上増やしたくないので悩みどころなんですよね。

でもこの充電器、なんとUSB-C端子からの充電に対応しています。これならUSB-C同士のケーブルがあればカメラのバッテリーが充電できるわけです。USB-PDでの充電には非対応ですが、ケーブルの種類が減らせるのでおすすめです。

ただあくまで非純正バッテリーなので、何かが起こったとしても僕自身責任を持てません。あしからず。

Apple Lightning – USB-Cケーブル

これさえあれば、密かにUSB PD充電に対応しているiPhoneを高速充電出来る!的なケーブルです。iPhone11Proが発売されるまでは、そんな裏技的な商品でした。

iPhone11が発売されてからは、Proと名の付くiPhoneにだけこのケーブルと18W出力のACアダプタが同梱されるようになりました。

でもiPhone8以降であれば、このケーブルとPD対応ACアダプタなどを使うことで同じようにPD充電出来るわけです。11Proを買っていない人にとって最早必須とも呼べるケーブルです。

一度このケーブルでの充電速度に慣れてしまったら、もうただのLightning-USBケーブルなんかには戻れなくなりますよ。

僕はこのケーブルを、以前使っていた第2世代のiPad Pro 12.9をPD充電するために購入しましたが、今となってはiPhoneXSを充電する専用として使っています。

Apple Watch 磁気充電 – USB-Cケーブル

Amazonなどで数多く売られているApple Watch充電用ケーブル。探してみると、本当によくわからんメーカーがどんどん出品しているのが見てとれます。

でもレビューをよくよく見てみると、☆の数的に心配なものばかりなんですよね。それに非純正ケーブルだとしても2000円弱します。これは「買ったは良いけどしばらくしたら充電出来なくなっていた」とかじゃ済まされない価格です。

もうそれなら!と思って購入したのが、Apple製の純正ケーブルです。しかもUSB-C端子で長さも短い。モバイルバッテリーに挿して使う分には丁度良い長さです。

3780円とケーブル1本の値段としては高価ですが、Apple純正というブランド保証の分として納得しました。2000円のケーブルを買って失敗して、また他のケーブルを買ってっていうエンドレスに陥りたくないなら、1本純正を買えばおしまいっていう話です。

普通に充電できます。PD対応ではありませんが、USB-C端子のケーブルを販売してくれているっていうのが、流石Apple!っていう感じですね。

Anker USB-C 2-in-1 カードリーダー

USB-C接続のSDカードリーダーを買ってなかったなと思ったので購入しました。SDXCにも対応していますし、SDカードとMicroSDカードの両方のスロットが独立してい付いているのが嬉しいところです。MicroSDをSD化するマウンタが不要となりました。

Mac miniでも使えますし、iPad Proでも使えるので鞄の中に常に入れて持ち歩いています。

出先でデジカメで写真を撮った時、WIFI通信とかで転送するよりも速くiPadに転送することが可能です。

あれ、そうこうしている内に何か出てきました。MacBook12インチを購入したタイミングで秋葉館で購入した「HYPER++ USB Type-C 5 in 1 Hub 」というやつです。でもこれ、SDXCに対応していないので今はただのUSB-C変換アダプタの用途だけで使っています。2019年現在では買わなくて良い製品なのでリンクは貼りません。

最後に

USB-C対応製品をかき集めてみたら結構揃いました。なんだかんだ買ってきたんですね。どれもとっても重宝しています。

何度も言いますが、USB PDの充電スピードはマジで良いです。本当は今、「Anker PowerPort Atom PD 2」という製品が欲しいなと思って見ていたんですが、いつの間にかAmazonから姿を消しました。似た型番の「Anker PowerPort Atom PD 4」が回収騒ぎに発展してしまったのが影響しているのでしょうか。

僕はここ最近のUSB Type-Cの登場は、iPodから始まった30pinのDockコネクタが廃止されてLightningに舵を切った時の様な、大きな転換期だと捉えています。多分他の人たちも、同じように捉えているんじゃないかと勝手に想像しています。

もし今回紹介したもの以外にUSB PD関連で良い製品があったら是非教えてください。コメント欄でも良いですし、twitterの@jun3010me宛てのリプライでも大歓迎です。

よろしくお願いします。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

嫁には内緒で購入したものも多いので、怒られないかな。それだけが心配です。

この記事を書いた人

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魚住 惇

高等学校教諭で『教師のiPad仕事術』の著者。 AppleTeacher、スクールプランニングノート公式手帳達人、相棒はHHKB HYBRID Type-S 白無刻印、HHKBケーキの人。コーヒーは生豆から焙煎。Podcast「さおとめおとらいふ」始めました。

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