お待たせしました。やっと記事にまとめることができました。
Ubuntu8.10にwineをインストールして、Office2007を動かす方法です。
1.最新版wineをインストールする
Ubuntuでインストールできるwineのバージョンが古いので、最新版がインストールできるレポジトリを登録します。
[システム]→[システム管理]→[ソフトウェア・ソース]をクリックします。
[サードパーティのソフトウェア]→[追加]をクリックします。
APT lineに
deb http://wine.budgetdedicated.com/apt intrepid main #WineHQ – Ubuntu 8.10 “Intrepid Ibex”
と追加し、[ソースを追加]をクリックします。
WineHQのレポジトリが登録できました。
レポジトリの登録はこれで完了ですが、認証キーをインポートしないと警告が出ます。
以下のリンクを右クリックで保存します。
認証キーをダウンロード
保存した認証キーをインポートします。
[認証]→[鍵ファイルのインポート]をクリックします。
先ほど保存した認証キーを開きます。
これで、認証キーがインポートできました。
[ソフトウェア・ソース]を閉じます。その時に、[再読込]をクリックします。
以上でwineのレポジトリが登録できました。あとは端末からaptでインストールします。
$sudo apt-get install wine
これで最新版wineのインストールが完了しました。
2.Office2007のインストール環境を作成する
[アプリケーション]→[Wine]→[Configure Wine]を開きます。
[アプリケーションの設定]で、既定の設定をWindows Vistaに設定します。
[ライブラリ]でオーバーライドの設定を追加します。
[rpcrt4]を選択し、追加をクリックします。
[編集]をクリックします。
Native (Windows)を選択し、OKをクリックします。
同じようにmsxml3も同じ様に追加します。
[アプリケーション]→[Wine]→[Brouse C:\ Drive]をクリックします。
[windows]→[system32]に移動し、
rpcrt4.dllとmsxml3.dllのファイル名を変更します。
?
以下より、rpcrt4.dllをダウンロードします。
http://www.mediafire.com/?njtut9aswdk?
保存したrpcrt.dllを、[windows]→[system32]に移動させます。
ターミナルで、以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get install cabextract
wget?www.kegel.com/wine/winetricks
sh winetricks msxml3 dotnet20 gdiplus riched20 riched30 vcrun2005sp1
インストーラが表示されたものは、全てインストールします。
???
これで、インストール環境が整いました。
3.Office2007をインストールする
いよいよインストールです。
ここでは、Office2007のインストールCDが**/media/cdrom0にマウントされた**という前提で話を進めます。
以下のコマンドを実行します。
$wine /media/cdrom0/setup.exe
すると、Office2007のインストーラが起動します。
日本語が豆腐になっていますが、インストール後は問題ありません。
?インストールは、この辺りで一度止まります。?
[システム]→[システム管理]→[システム・モニタ]を見てみると、
IMJPKLMG.EXEが起動しています。このプロセスを終了させます。
すると、インストールが進みます。
少し経つと、インストールが終了します。
4.インストール後の設定
やったぁぁぁ!?と思うかもしれませんが、まだまだ設定が必要です。
再度[Configure Wine]を開き、設定を元に戻します。
WindowsVistaからWindowsXPに戻します。
rpcrt4.dllをNative 後 Builtinにします。
?お疲れ様でした!これでOffice2007のインストールが完了しました!
早速起動してみましょう。
?
感動の瞬間です。UbuntuでOffice2007が動いています。
しかし、このままでは日本語入力に不具合があると思います。
それはまたの機会にしましょう。