既に持っている物の新型が出た時のアップデートの考え方

年齢が30代となってからそこそこ経つのに、未だに物欲が絶えません。これは最早、遺伝子にクレームをつけたいレベルです。

先週からApple Watch Series 6が発売されるわ、SONYがα7Cを発表するわで、目新しい製品の情報に翻弄される毎日を過ごしています。

twitterのタイムラインでは優雅にApple Watch用の新型シリコンバンドを付けてみた系の画像がしょっちゅう流れてきて、「これはその流れに乗っていないのは自分だけなのでは?」みたいにも思えてきます。

しかしね、そんな物欲を満たし続けていては、お金がいくらあっても足らないんですよ。独身の方で、お金を好き勝手に使える人ならまだしも、僕ももう愛する妻と可愛い子供がいる身。今後は自分の小遣いの中からおもちゃとかを買い与えるのでしょう。物欲を満たす頻度が下がるのも目に見えています。

そこで今回は、「新製品が出た!買う!」では無く、そこでワンクッション置いて深く考え、どういった場合に購入や買い換えを検討すべきなのかを書いていきます。

お布施

誰ですか?今この見出しでブフォwwってなったのは。こちとら真面目に書いてんですよ。

今こうして文章を書いているキーボードはHHKBの新型。これに行き着くまでに、何台HHKBを手にしたと思ってるんですか。Lite、Lite2、Pro2、Pro2 Type-S、HYBRID Type-S(今ここ)と乗り継いできたんですよ。

ScanSnapはS1300→ix500→ix1500です。これはもう、PFUに対するお布施です。出たら買うんですよ。

HHKBは高い。しかし、異常なまでの完成度の高さと、それを作ってくれたPFUへの感謝の気持ちを考えたら、お布施という名の下に「新型が出たら買う」が実現できるわけです。

ほとんどの方は、この域に達していないと思いますが、もし好きな商品があって、「新型が出たら買うんだよね」というほど好きなら、その気持ちを大事にしてください。

新製品が出る度に、あなたはその信仰心を試されています。

お布施として認識しているかが重要

上の文章を読んで、「あ、こいつヤバいな」と感じた方、多いと思います。とても重要な感覚です。その感覚を大事にしてください。ちなみに僕自身ヤバさを自覚しつつ、面白半分で書きました。

ただ、「それ、最早お布施レベルだろ」と思われるような散財行為を、お布施だと気づいていない人が意外と多いんですよ。お布施だと分かっていて散財しているならまだしも、思考停止状態で散財している人がいるわけです。

「新型が出た!買う!」「Amazonのタイムセールだ!何か買わなきゃ!」といった具合に、買わなければならない、買わないと時代についていけないという感覚に対して無自覚な人ほど、次に書いた「生活体験」にお金を払うという考え方にシフトされることをおすすめします。

物じゃない、生活体験にお金を払うんだ

ガジェット、ブランド物、サービス、お金を払うもの全般に言える話です。

お布施レベルで欲しい商品が出たとしても、諸事情によりお金の工面が難しい。世の中の大半の方がそんな感じだと思います。

その際は、こう考えてみてください。

我々は物にお金を払っているんじゃない。その物を手にしている時の生活体験そのものにお金を払っているんだ。と。

例えば、今僕はApple Watch Series 4を所有しています。2年越しにSeries 6が出ました。買う?買わない?という選択を強いられています。

少し細かい話ですが、既にApple Watchを所有している場合と、初めて購入する場合とで考え方が変わってくるわけです。

僕の場合は既にSeries 4を所有しているので、新型を購入するということは、Series 6の新機能だけに対してお金を払うということになります。具体的に言うと血中酸素濃度の計測機能と文字盤の常時表示です。特に文字盤の常時表示はSeries 5からの機能なので、Series 5から6に買い換えるということは血中酸素濃度の測定機能だけにお金を払うことになりそうです。

既にApple Watchを所有している方は、追加要素だけに6万円ほど払うことが出来るのなら、買うと良いと思います。でも、その機能のためだけにお金を払うのはコスパが悪く、そのお金を他の物欲を満たす資金として使った方が満足度が高いと思うのなら、Series 6は見送った方が良いと判断できるのです。

例外:「今使ってるやつが壊れた」

今使っているものが壊れてしまい、それがないと生活維持できないという例外です。

分かりやすい例で言うと、「お風呂の給湯器が壊れてしまった」というのがこれに入ります。

人によっては何が生活必需品と呼べるのかに差ができるため、今所有しているものが仮に壊れたからといって、家族の理解が得られなければ、「壊れたなら仕方ない。ないと困るもんね。新しいものを買おうか。」という流れにはならないわけです。

僕の事例で言うと、iPhone XSの画面が緑一色に染まる有機EL特有のトラブルが生じてしまったので、現行機種であるiPhone 11を購入できたという過去があります。

例外:「常に最新モデルを維持しないと気が済まないんだ」

これが・・・、これが1番厄介だったりします。

はぁ、僕はこれからどうしよう。iPad Proを必ず新型に買い替えているってメディアで公言しちゃったよ。

妻も子供もいる。趣味はiPadだけに留まらず、カメラに万年筆にHHKBに自作PCに珈琲にと多岐にわたる。そんな中、iPad Proを毎年更新し続けるのは可能なのだろうか・・・。

小さなプライドにこだわり、例え自分が今所有しているデバイスで十分使えると判断できたとしても、新製品が発表された途端に買い換える。これは誰得なのだろうかとたまに思うのです。

乗りかかった船。一度走り出してしまった。そういう認識でいるのなら、終わらないマラソンを走り続けることになるわけです。

まとめ:何に対してお金を払うのかを意識しよう

新商品が出た。買いたい。買いたい。今すぐ買いたい。

そう考えた時に需要なのは、その商品を購入すること自体ではなく、「その商品を購入する事によって、何に対してお金を払う事になるのか。」を認識することです。

今あるデバイスで良いのか、どうしても新製品を購入しなければならないのか。そして今ある軍資金。このバランスを総合的に判断し、時にお布施もしつつ生活していく。僕の人生は大体そんな感じです。

ちなみにα7Cは以前書いた記事の通り、予約注文しました。今欲しいのはポートレート撮影用の単焦点レンズです。あと新しい万年筆も欲しい。iPhone12は正直迷っています。

幸い、欲しいものが全て道具というかツールなので、それを使って何をしたいのか、どういった具合に豊かな日常生活を送りたいのかがイメージし易いものばかりです。

小遣いとの兼ね合いの中で、優先順位をつけて、時に買い、時に見送る。これからも僕はそうやって生きていくのでしょう。

そんなところです。

この記事を書いた人

魚住 惇

高等学校教諭で『教師のiPad仕事術』の著者。 AppleTeacher、スクールプランニングノート公式手帳達人、相棒はHHKB HYBRID Type-S 白無刻印、HHKBケーキの人。コーヒーは生豆から焙煎。Podcast「さおとめおとらいふ」始めました。

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